前ページ距離を打ち分ける方法 振り幅 スタンス フェースの開きでは、多くの女子プロが「振り幅」でアプローチの飛距離を調節していることを紹介しました。
飛ばしたい時は振り幅が大きく、距離が近いほど振り幅は小さくなります。
それでは、具体的に「これくらい振ると、○ヤード飛ぶ」という基準はあるのでしょうか?
雑誌「GOLF TODAY」2014年7月号(Amazon)の記事には、その目安が紹介されています。
アマチュアにも非常に参考になるので、ポイントをまとめます。
宮里藍選手の場合、
・右腰から左腰までの振り幅で30ヤード
・右胸から左胸までの振り幅で40ヤード
という目安があります。
言うまでもなく、これはあくまで目安なので、各自で飛距離は変わってきます。
そして何より考慮すべきなのは、使用するウェッジのロフト角です。
50度と56度では、同じ幅で振っても飛距離に違いが出るのは当然です。
宮里選手のウェッジは58度です。(当記事掲載時点の使用クラブです)
マイウェッジのロフト角を確認したうえで、振り幅と飛距離を把握しましょう。
練習の際、慣れるまではスタンスとフェースの向きは変えないよう心がけるべきです。
振り幅に、スタンスやフェースの開きといった要素まで加えると、意識することが増えすぎて「何が飛距離に作用しているのか」がわからなくなってしまいます。
まずは振り幅と飛距離だけを最優先で把握します。
完全に自分のものにできたら、それからフェースを開いたりといった微妙な調節を加えるべきではないでしょうか。
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