内藤雄士コーチは子供にもゴルフを教える機会があるそうです。
著書「1分で上手くなるゴルフのキーワード」で、子供にバンカーショットを指導する際の教え方を解説されています。
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1分で上手くなるゴルフのキーワード
内藤コーチの子供へのアドバイスは、意外と大人にも活かせるかもしれません。
同書の116~117ページから、一部を抜粋して紹介します。
バンカーショットのアドレス・見る場所を子供に教えるには
バンカーの打ち方といえば「お約束」のように指摘されるポイントがあります。
しかし内藤コーチによると、これらは必ずしも一般ゴルファーに正しく理解されていないそうです。
バンカーの基本といえば、「フェースを開いてオープンスタンスに構える」「ボール2~3センチ手前の砂を打つ」「アウトサイドインの軌道でカットに打ち抜く」など多くの決まりごとがあり、これがアマチュアゴルファーを混乱させているように思えます。
内藤コーチが子供を指導する際は、もっとかみ砕いた言葉を使います。
まずアドレスはこんな感じです。
私がジュニアゴルファーたちによく教えるのは「バンカーはしゃがんでおヘソだよ」ということです。
「しゃがむ」というのは重心を低くして構えるという意味で、「おヘソ」とはあまりハンドファーストに構えずに、グリップエンドをおヘソに向けて構えることです。
スイングではボールの手前の砂を見るよう心がけます。
スイングに関してはボールの手前の砂を見て打ちます。
下を向いて、しゃがんだような体勢のままでクラブで振りますが、インパクトまでアドレスの両ヒザの角度を変えないことが大切なポイントです。
大人向けの解説に慣れている私たちからすればシンプルすぎるアドバイスのように聞こえますが、これが意外と効果的なのだそうです。
小さな子供たちはいわれたことだけをしっかりやろうとします。
下を向いたままスイングしますから、結果的に右重心のままでクラブヘッドの入射角が鈍角になります。
体が早く開くこともなく、クラブが気持ちよく振れて、いとも簡単にバンカーから出せるのです。
難しい技術的なことは頭から切り離して、子供のようなシンプルな思考になってみると案外うまくいきます。
別コンテンツで、藤田寛之プロの「バンカーショットが一番簡単」という言葉を紹介しています。(関連記事をご覧ください)
もしかすると、内藤コーチの子供向けアドバイスくらいシンプルな考え方でもちゃんと打てるのかもしれませんね。
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