GOLF TODAY 2014年 01月号(500号達成記念号)」に、内藤雄士コーチのグリップについての解説記事がありました。
内藤コーチによると、正しいグリップでは、クラブを握るのは(両手で)5本の指で事足りるそうです。
その5本とは
右手の中指と薬指
左手の中指と薬指、小指
です。
正確には、「握る」のではなくこの5本の指でクラブを下から支えるように持つのが正しいグリップです。
アマチュアは両手の親指と人差し指で握っているケースが多く、これはクラブがズレやすい握り方です。
クラブをズラすまいと自然に力が入り、手打ちの原因になってしまいます。
上の5本指で握ればクラブもズレないので、力みが抜けてリラックスしたスイングが可能になります。
正しいグリップの手順は以下のとおりです。
1 まずは左手の親指をグリップの中心線より右に置く
2 左手の中指、薬指、小指の順に付け根から指先で握る
3 右手の中指と薬指それぞれの付け根にグリップを当てて握る
4 以上の5本の指でクラブを下から支えるように持つ
これで正しいグリップの完成です。
その他に、
・グリップは手のひらでなく指で握る
・指とグリップを密着させる(隙間を無くす)
点も注意しなくてはいけません。
いずれもギュッと握るわけではなく、あくまで支えている感覚を大切にしましょう。ギュッと握ると力みが発生し、スイングを乱す原因になります。
また、手のひらで握るのもよくありません。クラブが不安定になり、特にバックスイングでの力みを生んでしまいます。
この正しいグリップを身につけてスイングすれば、握る5本の指の付け根にマメができます。このマメは正しいグリップができているかどうかの目安になります。
最悪なのは、右手の親指にマメができるケースです。
これだけは絶対に避けなくてはいけません。
グリップと指が密着しているかどうかを調べるのに、右手の親指と人差し指をグリップから離して(指がL字を作った状態で)スイングする方法があります。
これでヘッドがズレなければ、グリップに隙間なく握れていることになります。
時々このスイングを行い、5本指で軽く握ってもグリップ密着している感覚を確認してみましょう。
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