前ページ・内藤雄士コーチ本当に正しいグリップ 5本指の続きです。
青木功プロのグリップの「掟」は「左手の三本指に力を入れてギュッと握る」です。
雑誌GOLF TODAY 2014年 01月号に、青木プロのグリップのポイント解説記事がありました。その内容を一部紹介します。
青木プロの握り方「左手小指、薬指、中指の三本」緩みのチェック法は
それによると、もっとも重要なのは「左手の小指、薬指、中指の三本でしっかり握ること」で、スイング中はグリップを絶対にゆるめないのが肝心です。
(参考)
※前コンテンツの内藤雄士コーチの考えと比較してみてください。
内藤雄士コーチ本当に正しいグリップ 5本指で下から支える
この三本の指はいわばスイングの支点なので、ここがグラついてはスイングが乱れます。だからしっかり握らなくてはいけないのです。
右手は左手のグリップに軽く添えて、両手の一体感を意識します。
右手には左手ほどの力は必要ありませんが、スイング中に右手がグリップからズレるとフィニッシュのバランスが悪くなります。
これはインパクト時のフェースの向きが狂っていることを意味し、ミスショットを招きます。
青木プロは「フィニッシュでピタッと決まらない人はグリップがゆるんでいる」と考えていて、緩んだグリップではフィニッシュ後の「振り戻し(スイング後にクラブヘッドを自分の身体の前に戻すこと)」ができなくなります。
これはグリップにゆるみがないかどうかをチェックするポイントのひとつです。
青木プログリップの秘訣「指のハラを鍛えて感性アップ」
グリップに関する青木プロの秘訣として、「指のハラを鍛えて感性を高める」があります。
クラブの操作性アップのために、青木プロは指のハラを刺激する訓練を欠かしません。
その訓練とは壁の上から下に向かって指のハラでピアノを弾くように動かすというもの。
このため、青木プロは極端な深爪にしています。爪切りは日課になっていて、深爪にしすぎて出血することもあります。「ツメは切るのではなく研ぐもの」なのだとか。
ちなみに青木プロが、ゴルフをプレーする上で普段から心がけているのは
グリップの握り方 アドレスの姿勢 目標の取り方
の三つです。
ミスショットが続くと、多くのゴルファーはとかくスイングばかりを気にしがちですが、青木プロはこの三点をまずチェックします。