横田真一プロが著書「横田メソッド」で、パットでのライン読みについて解説されています。
周囲の地形の影響やグリーンの”色”をどう読むかもわかります。
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横田メソッド
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の58~62ページから一部を抜粋して紹介します。
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横田プロ パットで大切なのは道具ではなく状況を読む力
横田プロは「パットは道具よりも観察力と情報収集力が大事」と考えていて、パター自体の性能はあまり重視していません。
パットの巧拙はスコアを左右する大きな要素ですが、パター選びについてはあまり考えなくていいと思います。
「好きなプロが使っている」「直感的にいいと思った」など、どんな理由で選んでかまいません。
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パットで何より重要なのは…
なぜならパットで一番大切なのは、ギアやスキルではなく、状況を読む力だから。
とりわけ大事なのは、ラインのリーディングです。
横田プロが実践している、ライン読みの行程を紹介します。
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ライン読み 見る場所と山・海・川の影響 グリーンの色と傾斜の関係
ライン読みで行く場所は決まっています。
ラインを読む時には、グリーンおよびグリーン周辺で一番低い場所に移動します。
平らに感じるグリーンでも「ここが一番低い」というところに足を運び、そこから傾斜を見ること。
これはまっ平らで傾斜が読みづらい大洗ゴルフ倶楽部のキャディさんに教えてもらったことです。
高層ビルの屋上から隣のビルが何階建てかを見るよりは、下から見たほうがずっとわかりやすいのと同じです。
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周囲の山や海、川といった地形もグリーンに影響しています。
「山から芝目が来ている」「海に向かって芝目が向いている」などとよく言われますが、芝目は基本的に傾斜と同じ方向に向くので、つまるところは傾斜が影響している。
どこかの方角に山があったら、山を背にして下り傾斜があると考えるのが基本です。
周囲に山があるコースでは、グリーンが平らに見えても実は山を背にして下っていることがよくあります。
山から傾斜している地盤で本当にグリーンが平らだったら、目の錯覚で山に向かって下りに見えるはず。富士山麓のゴルフ場のグリーンはその典型です。
さらに河川敷のゴルフ場は、わずかに下流に向かって傾斜しています。平らに見えても下流側に向かって切れることが結構あります。
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グリーンがどんな色をしているかも判断材料です。
グリーンの色もラインを読む拠り所になります。
たとえば真っすぐに見えたとしたら、そのラインの左右の色を見ます。
もしラインの右側が白っぽくて、左側が黒っぽかったら右に切れます。
白っぽいほうに向かって傾斜と芝目が行っているということです。
横田プロは実戦でこのように判断することがあります。
僕はキャディさんに「真っすぐ打ってください」と言われるのが一番イヤで、切れるとしたらどっちなのかを知りたいのですが、そんな時、「白っぽいほうに向かって速いから切れるならそっち」と考えると打ちやすくなります。
下りのラインでも黒っぽかったら「意外と速くない」と判断します。
山や川など周囲の風景は、目には入っていてもパットのライン読みに意識することは少なくありませんか?
ライン読みの材料は多いほどパットが正確になるので、横田プロの考え方も参考にしてみて下さい。
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