朝のスタート前にどんな練習をするかは、意外と迷うところではないでしょうか?
「他の人はどんなことやってるのかな?」と興味をお持ちの方もいらっしゃるはず。
そこでこのコンテンツでは、71歳でエージシュートを達成した岡村徹さんが実践している、朝の練習グリーンでのパッティングメニューを紹介します。
(「飛ばなくても90を切るすごいゴルフ術」231~233ページを参考にしています。この本は参考になりますよ!)
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朝の練習でパットの距離感をつかむには
まずはこの練習のキモから。
なお「ローリー」とは岡村さんがオーストラリアで受けたコーチの名前です。
パッティング練習の最大の目的は、距離感をつかむことです。
ローリーは、それを「グリーンのスピードをつかむこと」と言います。
また、自分のストロークのテンポとタッチを確認することも大切な目的です。
それでは具体的なやり方を。
練習グリーンで、できるだけフラットな場所を選んで、何も考えず(目標も決めずに)ゆっくりしたストロークで何球か打ちます(スイートスポットで打っていれば、ほぼ同じところに止まります)。
そして、ボールが止まったところまで歩測します。
例えばそれが10歩であれば、その日は何も考えずにストロークすると10歩の距離になるということです。
それを、その日のアプローチパットの物差しにします。
無論、練習グリーンと速さが違うこともありますが、上り、下り、順目、逆目などの判断を入れてアジャストする基準にします。
パットで「その日の基準」というと、10歩分や15歩分がこれくらい、と歩測した距離にストロークの強さを合わせて目安にすることが多いのではないでしょうか。
もちろんこのやり方でもOKなのですが、「何も考えずに打ったら〇歩分」と、ストロークの距離を把握しておく、という考え方もあるわけです。
興味のある方は試してみて下さい。
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4方向からのパット カップインにはこだわらない
次の練習はカップを狙いますが、入れることが目的ではありません。
次に、ひとつのカップに4方向からミドルパットを打ちます。
そうすると、スライス、フック、上り、下りの四つのラインの練習ができます。
これは、カップに入れることが目的ではありません。カップを30cmくらい過ぎたところにボールが止まる強さと、ちょうどカップに届く強さを打ち分けます。
ここまでのパット練習でもカップインにこだわる人がいますが、それは意味がありません。
最後に、1m以下の距離から3発、気持ちよくカップインさせます。ここでも、自分のストロークをすること、自信を持って1番ホールへ向かうことが大切です。
この練習の内容がイマイチでも、何かを変えてはいけません。
もし、いいフィーリングの練習ができなかったからといって、グリップを変えたり、打ち方を変えたりしないことです。
ラウンドが終わってからの練習ならば、今後の役に立つでしょうが、その日のラウンドには百害あって一利なしです。
朝の練習でイマイチだったからといって何かを変えてはいけないのは、パットもショットも共通していますね。(下の関連記事もご覧ください)
その点を注意して岡村さんのやり方も参考にしてみてはいかがでしょうか。