砲台グリーンを狙う場合、管理人は”とりあえずのせる”ことが第一です。
キャリーやランを細かく考える余裕はまだありません。
しかし当然のことながら、それらを意識して打つほうが精度は上がります。
堀尾研二コーチによると、砲台グリーンを狙う場合、通常のショットと同じイメージではオーバーしやすくなるのだそうです。
著書「ゴルフ 迷わないラウンド術」で、この件を解説されています。
Amazon
ゴルフ 迷わないラウンド術
※QRコードで一部解説を動画確認できます
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の124~127ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)
砲台グリーンへのアプローチがオーバーしやすい理由は?
堀尾コーチは、砲台グリーンへのアプローチについて、「通常と同じ距離感で打つのはNG」としています。
砲台グリーンに向かって打ち上げのアプローチを打ったときに、うまく打てたのにオーバーしていた、という経験がないでしょうか?
ボールは急角度で落下するほど止まります。
打ち下ろすときはボールが止まりやすいですが、打ち上げると、逆に落下角度が浅くなって着弾してからランが出ます。
打ったボールが描く放物線を想像してください。
頂点付近でグリーンに落ちた場合、入射角が緩やかなためランが長くなります。
これを計算に入れていないと…
うまく打てたのにオーバーしたのはそのせい。砲台グリーンで止めるにはランのイメージを修正するか、高い球を打つ必要があるのです。
通常のアプローチとは距離感を変えなくてはいけません。
ランが多めに出ると意識しておく
つまり砲台グリーンを狙う場合、ランが多めに出る意識が必要なのです。
両足の真ん中にボールを置いて普通に打った場合、ピッチングウェッジならキャリーとランの割合が1:2、アプローチウェッジなら同1:1、サンドウェッジなら同2:1といった感じですが、砲台グリーンに向かって打ち上げるとこれが変わります。
打球の最高点は同じでも、落下角度が浅くなるためランが多く出るのです。
例えば通常1:2のピッチングウェッジなら、浅い角度で落下してボールのはねる度合いが強くなるから1:3くらいになる。
砲台グリーンの特性や、打球の高さによる違いを頭に入れておきましょう。
砲台グリーンは水はけがよく、硬くなりやすいのでなおさらです。
ただし、打球が上がるほどランの増え方は鈍くなるので気をつけること。
ちなみに、落下角度がしっかりつく打ち下ろしではランが少なくなります。
砲台グリーンを狙う際はオーバーしやすい、とは意外と盲点ではないでしょうか?
管理人はまだ余裕はありませんが、この点を頭に入れて精度を上げていこうと思います。