「ツアープロが明かす ゴルフ上達メソッド108ヶ条」で、佐藤えいちプロがフェアウェイウッド(FW)に対する”勘違い”を指摘されています。
この認識の誤りが、FWの苦手意識を生んでいるそうです。
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ツアープロが明かすゴルフ上達メソッド108ヶ条
同書の138~139ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になります!)
FWは飛ばすクラブではないと認識する 苦手意識やミスショットの克服に
まずはFWというクラブの再確認から。
「ボールが上がらない」「ボールがつかまらない」フェアウェーウッド(FW)を苦手にするアベレージゴルファーは少なくありません。
FWを使いこなすためには、クラブに対する勘違いを取り除くことから始めましょう。
FWはドライバーの次にロフト角が少なく、ドライバーの次にシャフトが長いクラブです。ティーショット以外は、地面のボールを打つ時に使用します。
ティーアップせずにショットするクラブとしては最もロフト角が少なく、シャフトが長いクラブです。
こうしたスペックを聞くと、(管理人含め)飛ばすためのクラブのイメージがありますが、佐藤プロはそれが良くないとしています。
ドライバー同様「距離を稼ぐ」クラブだと思い込んでいることがFWの苦手意識を高める要因。
FWは距離を稼ぐのではなく、アイアン同様にエリアへボールを運ぶクラブだと理解してください。
次に、FWでミスしやすい理由を挙げます。
FWでミスしやすい理由2つ「右向き」と「上げる意識」
FWでミスショットが多い理由の一つは、一般ゴルファーが右向きに構えがちだからです。
アベレージゴルファーは、ボールと目標地点を結んだショットラインに対してスタンスを決めてからクラブヘッドをソールする傾向があります。
これが目標方向よりも右を向いた「右向きアドレス」を招き、正しいボール位置を狂わせ、スイングを乱れさせてしまっているのです。
ボールを上げる意識が強くなるのもミスを生みます。
FWはロフト角が少ない分、ボールを上げる意識が強まり、アドレスで右足に体重をかけ過ぎた構えになる。これもまた右向きアドレスを助長するのです。
右向きアドレスになればなるほど、ダウンスイングでは左肩の開きを早めなければボール位置にクラブを振り下ろせなくなります。そのため、ダフりやトップなどのミスショットが飛び出すのです。
スクエアに構える方法として、佐藤プロはまずヘッドの位置を決めるよう勧めています。
ショットラインに対して最初にヘッドをスクエアにセット。
それからショットラインに対してスクエアにスタンスを取り、両腰や両肩など体のラインもスクエアにセットしてアドレスを完成させましょう。
自分がスクエアに構えられたかどうかのチェックは容易ではありません。
しかし、ひとつの方法としては、フェースをスクエアにセットしてあることが前提ですが、アドレスを完成させてからグリップがヘッド位置よりも先行したハンドファーストの構えに感じられること。
これが右向きアドレスを回避できた証明になり、スムーズなスイングをもたらしてくれるのです。
アドレスをスタンスから作るとの解説も多く、当サイトでもその旨のコンテンツを作っています。
対して「まずはヘッドから」という指摘もあり、こちらも関連記事があります。
このへんは判断が難しいですが、お時間があったら当サイトのコンテンツも参考にしてみて下さい。
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