「ツアープロが明かす ゴルフ上達メソッド108ヶ条」で、佐藤えいちプロが飛距離とアゴの関連を指摘されています。
無関係のようにも思えますが、これはヘッドスピードに関わる重要なポイントです。
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ツアープロが明かすゴルフ上達メソッド108ヶ条
同書の128~129ページから一部を抜粋して紹介します。
ヘッドスピードとアゴの位置 一般ゴルファーとプロの違い
佐藤プロはアゴの位置がヘッドスピードを左右すると考えています。
飛距離アップにはヘッドスピードを上げる。ゴルファーなら誰もが知っている原理です。
しかし、アベレージゴルファーはなぜ実践できないのでしょうか。プロとアベレージゴルファーでは、インパクト直後の頭の位置が違っているのです。
それがヘッドスピードに表れていると断言できます。
プロと一般ゴルファーでは何が違うのでしょうか?
われわれツアープロは、クラブフェースがボールをとらえ、フェース面上でボールがいったんつぶれ、そして打ち出されるまでしっかりボールを見ている。
頭をトップスイング位置に止め、クラブヘッドが視界を通過するまでボールがあった位置を注視し続けているのです。
ところがアベレージゴルファーの場合、インパクトでクラブフェースがボールをとらえたなら、すぐに顔を上げて目標方向を見てしまう。
顔がボールの行方を追ったり頭が左にスエーしている。
だから、インパクト以降もクラブヘッドがグリップ位置よりも先行しないのです。
これがヘッドスピードをアップできずにいる最大原因なのです。
このミスを防ぐには、アゴの位置を意識するのが一番です。
トップスイングからインパクトまでは、クラブヘッドはグリップ位置を追い越しませんが、インパクトからフォロースルー、フィニッシュに向かってはクラブヘッドが先行してこそ、ヘッドスピードが速まるのです。
インパクトの際、ボールがつぶれて飛び出すまで顔を上げないように打て!というのはスイングイメージ論でしかありません。
インパクト以降、クラブヘッドが先行するスイングは、アゴに右肩が触れるまで頭を止めるのが一番です。
ここまでをまとめます。
一生懸命ヘッドを素早く振っているのに、飛距離がさっぱりでない。そんな人の多くは、ダウンスイングでアゴが右肩と離れています。
なぜなら頭の位置が左に動いており、それがヘッドスピードアップにブレーキをかける原因にもなっているのです。
トップスイングで左肩をアゴの下に収めたなら、ダウンスイング以降は左肩を目標方向へターンさせ、今度は右肩がアゴの下に来るまで頭の位置をキープ。
これがビハインド・ザ・ボールのインパクトフォームを導きます。
このスイング感覚がヘッドスピードを速め、ボール飛距離をアップさせるのです。
「トップでは左肩をアゴの下、それ以降はは右肩がアゴの下に来るまで頭は動かさない」ということです。
当サイトではアゴの位置とヘッドスピードについてはまだ紹介していなかったので、佐藤プロの解説をまとめてみました。
参考にしてみて下さい。
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