横田真一プロが著書「横田メソッド」で、一般ゴルファーの練習について解説されています。
横田プロによると「多くの一般ゴルファーは間違った練習をしている」そうです。
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横田メソッド
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の104~107ページから一部を抜粋して紹介します。
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- 初心者のためのアプローチ練習法
- 練習場では上手く打てるのにコースでは打てない原因と解決法 ~アプローチ編~
- もうザックリしない!アプローチのダフリを解消してスコアアップ!
一般ゴルファーはまずアプローチの練習を「パットイズマネー」はウソ!
横田プロは一般ゴルファーの練習法の誤りを指摘します。
ゴルフはスコアを競うゲームです。定期的に練習している人も練習嫌いの人も、少しでもいいスコアで上がることが最終的な目標のはずです。
ところがアマチュアの方の練習を見ていると、その方向性がズレている。ビギナーならまだしも、キャリアを積んだ人でも目標を達成できる練習をしていません。
早い話が練習場でショットばかり打っている。
「飛ばし」や「正確性アップ」などテーマは違っても、とにかくショットを打ちまくる。これはスコアをまとめるうえで遠回りになります。
スコアをよくしようと思ったら、やることは2つ。アプローチとティショット。とりわけ大事なのはアプローチです。
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「まずはアプローチを」という考えから、横田プロはこの格言を「ウソ」としています。
みなさんは「パット・イズ・マネー」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これはウソです。
僕はかつて、世界的なショートゲームのレッスンプロのデイブ・ベルツ氏にパッティングの講習を受けたことがあります。
2日間にわたって学科と実技を1時間おきに繰り返す内容で、PGAツアーの選手もたくさん受講している大人気のプログラムですが、その講習の最後にベルツ氏が「ゴルフのスコアメイクにおける最優先事項はアプローチだ」と言ったのです。
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「アプローチではこれくらいの距離まで寄せたい」という基準があります。
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「ゴールデン8フィート」へ寄せられるアプローチ力を 練習でのコツ
アプローチでは「ここまでは寄せたい」距離があります。
ベルツ氏いわく「多くのゴルファーの練習は、ショット7割、パット2割、アプローチ1割が現状。これを1対1対1の割合にすればスコアメイクに繋がる」ということでした。
(中略)
注目すべきは成功率がガクンと落ちる境界の距離。
3メートルになるとプロもワンパットで沈めるのがむずかしくなるのです。もっと言うと、パッティングには「ゴールデン8フィート」という言葉があり、8フィート(約2.4メートル)がスコアの分岐点になると言われます。
プロの世界ではアプローチをカップの2.4メートル以内に寄せることがすごく大事なのです。
JGTO(日本ゴルフツアー機構)のスタッツを見ても、パーオン率は高い選手でも70%台。
平均すればグリーンを狙うショットの4割でグリーンを外します。それゆえアプローチの巧拙がスコアを大きく左右するのです。
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この距離まで寄せられるアプローチ力を身につければ、スコアアップにつながる、というわけです。
そのための練習のコツとして横田プロが挙げるポイントはこちら。
アプローチの練習は頭を使わないことが大事です。
動きがゆっくりなので細かいことを考えたくなるのですが、これが進歩を遅らせる。
練習場なら打ち放題、コースならアプローチ練習場で、たくさんボールを打って動きをカラダに覚え込ませることです。
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「パットとアプローチ、どちらを優先するか」は得手不得手や好み、練習環境で違いがあるので一概には言えないでしょう。
「距離が残っても必ず2パットで沈める技術を身につける」という考え方もあります。
ただ横田プロの「一般ゴルファーはアプローチの練習が少ない」という指摘は間違いありません。
ほとんどの一般ゴルファーはアプローチは練習場でしか練習できないはず。
なのでアプローチ練習が少ない自覚があるなら、今後練習場ではアプローチ練習を増やしてみてはいかがでしょうか。
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