ゴルフ好きの女の子福嶋晃子選手はアプローチの練習を「ゼロヤードショット」から始めます。
 
この打ち方は師匠の林由郎プロから教わったものです。
 
まずボールの後ろに普通にSWを構えます。

そしてボールを全く飛ばさないように、ダルマ落としの要領でクラブヘッドをボールの下にくぐらせるのです。
 
これはロブショットの練習で、上げて止めなければいけない状況に対応するためのものです。
 
福嶋選手は99年から6年間米女子ツアーに参戦しています。
 
アメリカのツアーはラフが深く、日本のように転がしてばかりのアプローチではとても戦えないそうです。
 

 
持ち前の飛距離に加え、こういった練習で身につけたアプローチ技術で福嶋選手は米女子ツアーで4勝をあげています(07年6月現在)。
 
この練習法は福嶋選手も完璧にマスターできたわけではなく、

「どうしても少しだけボールが前に行っちゃうんですよね。でも、林プロがやるとボールが後ろに飛んで行ったんですよ!」

と話しています。
 
転がすアプローチの方が簡単ですし確率も高いのですが、上げて止めるショットも習得できればアプローチの幅が広がることは間違いありません。
 
機会があったら「ゼロヤードショット」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

アプローチの距離感をつかむ練習法

次に、アプローチの距離感をつかむスイング練習法を紹介します。
 
アプローチの飛距離調節で最も多く行われているのは、スイングの振り幅を変える方法です。
 
具体的には、スイングの振り幅を(自分の背後に置いた)時計の文字盤に置き換えて距離感をつかむのです。
 
SWを9時の位置から3時の位置まで振るとキャリーが○○ヤード、という目安を作ります。
 
これを8時から4時、7時から5時といった具合に振り幅を変えて飛距離を調節するわけです。
 

 
「どのクラブをどれだけ振ったら何ヤード飛ぶか」は、経験を積んで覚えるしかありません。
 
このやり方をひととおり把握したら、次は振り幅は同じでクラブを変えて距離感をつかむ練習もやってみましょう。
 
アプローチ用のクラブは、ランの距離も把握しておく必要があります。
 
アプローチには9I 以下の短いクラブ、つまり9I 、PW、AW、SWが使われるのが一般的です。
 
クラブの飛距離といえば一般にキャリーを指すことが多いですが、アプローチに使われるこれらのクラブの場合はランの距離の把握も非常に大事です。
 
なぜならこれらのクラブを使うのはグリーンに上手くのるかどうか、という場面であり、とにかく1ヤードどころか半ヤードでもピンに近づけなければいけません。
 
より緻密な距離感が必要とされるわけです。
 
「ピンがグリーン奥だから 9I でランを出そう」「バンカーを越してすぐピンだからSW」といった考え方が必要になってきます。
 
まずはこの4本のクラブのフルショットでのキャリーとランの距離を把握し、その後30ヤードといった特定の距離を狙った時のランがどれだけ出るかを把握すれば完璧です。
 
「どれだけ転がるかは適当に」打つショットと、「これだけ転がるから、このへんに落として・・・」と緻密に考えるショットでは、どちらがピンに近寄るかは言うまでもありません。
 
長いスパンで見れば大変な差になって表れてきます。
 
ゴルフ好きの女の子アプローチをしないラウンドはありません。
 
ラウンド中に似たような場面に何度か出くわすこともあるでしょう。
 
その際にキャリーとランのデータが頭に入っていればクラブ選択の迷いは少なくなるはずです。
 
考えている距離感がバッチリ合ってキレイに寄ったときは「狙い通り!」と何とも気持ちいいものです。