左足下がりのバンカーショットは難しいものです。
脱出させるだけでもひと苦労なのに、ましてや寄せるなんて・・・というゴルファーは多いはず。
雑誌「アプローチ&パットで『ナイスパー』」で、中嶋常幸プロがこのシチュエーションでの打ち方のコツを解説されています。
ポイントを抜粋して紹介します。
(このコンテンツはきっちりアプローチ&パットで「ナイスパー」(Amazon)36~37ページを参考にしています)
左足下がりバンカーが厄介な二つの理由と それぞれの対処法
左足下がりバンカーが厄介なのは、
・ボールが上がりにくい
・ボールの打ち出し角が低く、グリーンでボールが止まりにくい
という二つの理由があります。
これらに対処する具体的な方法として、中嶋プロは以下の二点を挙げています。
フェースを目一杯開いてスタンスもオープンに
ボールを上げるための常套手段ですね。
この状態で上手く打てれば、ボールはある程度上げることができます。
とはいえ、それでも通常よりは打ち出し角度が低くなるので、ピンそばで止めるのは難しくなります。そこで、
素早く振り切ってスピンをかけて止める
意識を持つのが効果的です。
ヘッドスピードが速くなるとスピンがかかり、打ち出し角度が低くでもボールを止めることができます。
そのためには打って終わりではなく、インパクト後もヘッドを走らせましょう。
体重は必然的に左足に乗りますが、目線は低くしてインパクトで体が絶対に起きあがらないように注意しなくてはいけません。
転がりすぎを警戒して、ついスイングを躊躇しがちになりますが、スピンで止めるため、鋭く振りましょう。