ゴルフ好きの男の子青木功プロに関する記事では、しばしばその”個性的”なスイングが話題になります。
 
独特のスイングながら青木プロの実績はいまさら言うまでもなく、今もなお多くのメディアでスイングのコツ等を指導されています。
 
このコンテンツを作っている時点で、青木プロは75歳。
 
これだけ長く活躍されている秘密は、その個性的なスイングにある、という記事が、雑誌「ゴルフトゥデイ」にありました。

PGAティーチングプロアワードの功労賞を受賞した三觜喜一(みつはしよしかず)コーチによると、青木プロのスイングには、年齢を重ねても力強いボールを打てる秘密があるそうです。
 
以下にポイントをまとめて紹介します。
 
(このコンテンツは雑誌GOLF TODAY2017年8月号31~39ページを参考にしています)

青木プロの”手打ち”のメリット

青木プロは以前、こんな発言をされています。
 
「ゴルフはしょせんベタ足の手打ちだ」
 
”手打ち”は一般的にはタブーとされていますが、腕振りを主体とした青木プロのスイングは、体に負担がかかりません。
 
いわば”長もちする打ち方”であり、何歳になっても手本にできる”100年スイング”なのです。
 
三觜コーチの解説です。

青木功さんのスイングは、腕とクラブをしなやかに振って、遠心力やシャフトのしなりが最大限に活かされているところが特徴です。
 
そんな青木さんのスイングのメリットは、年齢を重ねたとしてもエネルギーロスが少なく、飛距離が落ちにくいことです。

現代のスイングでは、脚の働きがとかく強調されます。「右足を踏ん張る」「左脚で壁を作る」などはその例で、当サイトでも紹介しています。
 
しかし青木プロの場合、脚の動きはさほど重視せず、腕の力を主体にスイングします。
 

 
年齢を重ねると、まず弱ってくるのは脚力であり、腕の筋力が衰えるのはそれからかなり後になります。
 
なので、脚力に頼ったスイングに比べて、究極の手打ちともいえる青木プロのスイングは、長くつきあえる”100年スイング”なのです。
 
ドラコン日本一の山田勉プロも腰や下半身に負担をかけず飛ばすメソッドを確立されています。

青木プロのスイングの特徴

青木プロのスイングのポイントを、アドレス時からまとめると以下のようになります。

・両肩は落ちていて、両腕や手元には余計な力は入っていない。手首も柔軟で、使いやすい状態
 
・バックスイングでは左手のリストコックが主導して右ひじが曲がっていく。この動作だけでヘッドは頭の高さを越えている
 
・トップでは、リストコックとクラブの動きに引っ張られて左肩が回っている
 
・ダウンスイングでは、右ひじをボールに向かって思い切って伸ばしていく 意図的にタメを作っているわけではなく、腕から動かしているので自然とタメができている
 
・インパクトの直前までそのタメがキープされている
 
・インパクトしてコックを解放した後、ボールを包むように手首を返す この動きは青木プロ独自のもの

 
三觜コーチは「青木さんのすごさはクラブさばきにある」として、このように解説しています。
 
・ヒョイッと上げてポンと打つだけで飛ばしている。
 
・タメがキープされたまま下りてくるから、シャフトがしなって、強い力で弾かれるためヘッドの加速感、走り感がすごい。
 
・強いシャフトのしなりからの速い解放を毎スイング繰り返し再現できるところが、青木功のすごさであり、アマチュアが憧れるべき点。

”100年スイング”の3ポイント

最後に、”100年スイング”でおさえておきたい3つのポイントをまとめます。
 
リストコックしやすいハンドダウンの構え
前傾を深くすることで手の位置が下がり、自然なハンドダウンになっている。
 
なおかつ手首が伸びず、曲げやすくなるため、リストコックがしやすい構えになる 
 
 
左手のリストコックを主導としたバックスイング
体を思い切りねじっているわけではないが、トップがきちっと収まっている。
 
これは右腕に力を入れず、左手のリストコック主導でクラブを上げているから。
 
 
クラブが最短距離を通る効率的なダウンスイング
手元でクラブを操作しているように見えがちだが、実際は右ひじを伸ばしているだけ。
 
それによって手元にタメができ、クラブは最短距離を通ってボールに向かう。
 
 
ある程度の年齢を重ねたゴルファーや、若い頃と同じスイングがキツくなってきたあなたは参考にしてみて下さい。