2015年のメジャー大会を制した三選手が、自身のドライバースイングで注意していることについての記事が、雑誌「ALBA」の2015年11/12号にありました。
メジャーのチャンピオンといえども「悪い癖」があり、それを解消するために何を意識しているかがよくわかります。
記事のポイントをまとめ紹介します。
(ALBA TROSS-VIEW (アルバトロス・ビュー) 2015年11/12号(Amazon)18~19ページを参考にしています)
ジョーダン・スピース選手(2015年マスターズ・全米オープン優勝)
・軸ブレ防止のため、右足の上に真っすぐ乗ったトップを作る
(解説)
「自分の悪いクセは、トップで左足に体重が残るリバースピボット。上体が左に倒れてしまい、スムーズに回転できないんです」
これは右目が利き目の人にありがちなクセで、右目でボールを見るためにバックスイングで頭が全く右に回らない。
そのため肩が回りにくく、手先で強引に上げようとすると左足体重のトップになりやすい。
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ジェイソン・デイ選手(2015年全米プロ優勝・最長飛距離は409ヤード)
・すくい打ち解消のため、左のカベは曲線をイメージする
(解説)
とにかく身体の回転が速い、デイ選手のスイング。ヘッドスピードが上がる分、腰が開きすぎる可能性もある。
それを防ぐために、
「インパクトで腰が引けるのがイヤだから、左ひざを伸ばしながら左足に体重を乗せるようにしているよ」
「左には乗るけど、頭は突っ込んじゃダメ。身体の左サイドに丸い曲線のカベがあるような感じだね」
ザック・ジョンソン選手(2015年全英オープン優勝)
・カット軌道を修正するため、右ひじがわき腹をこするように下ろす
(解説)
「インパクトで右ひじが身体の近くを通り、左腕との間に空間ができている。これにより、インサイドから球をつかまえて、ドローを打てる」
フックグリップで握り、手首をロック。フェースローテーションを使わずにインサイド・アウトに振り抜くことで、コントロールされたドローを打つ。
インパクト後は右ひじを伸ばすように使うことで、右プッシュを防ぐ。
カット軌道を直して球をつかまえるための手本とも言えるスイング。
「自分も似たような悪いクセがある」というゴルファーは、各選手の注意点を意識してみて下さい。