YouTubeのゴルフレッスン動画が話題になっている坂本龍楠コーチが、ドライバースイングにおいて強調されているポイントのひとつに
フェースを閉じる
があります。
「フェースを閉じる」とは、これまでのドライバーのセオリーではあまり聞いたことがありません。
なぜこの点が強調されるのでしょうか?
雑誌「ゴルフトゥデイ」の2016年10月号に、坂本コーチの「フェースを閉じる」理論の解説記事がありました。
この記事を参考に、坂本コーチの考え方をまとめます。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2016年 10月号(Amazon)36~37ページを参考にしています)
坂本コーチ フェースを閉じるのが有効な理由
ゴルフトゥデイの記事によると、閉じるべき理由は以下のとおりです。
↓
■フェースが開くと飛ばない
↓
■トップまでフェースを開かずに閉じて上げれば、ボールがつかまって飛ぶ
ここでいう「ヘッドは閉じておく」とは、具体的には
ヘッドが右腰の高さに来た時に、フェースが斜め下を向いている状態
です。
「斜め下」の角度は、前傾している顔と同じくらいです。
フェースが開いている=上方向を向いているのはNGです。
この時点で開いていると、ヘッド後方が重い現代のクラブは、戻すのが困難なのです。結果的に開いたままボールをヒットすることになり、打球は飛ばず、曲がってしまいます。
これを防ぐためにも、トップまでフェースは閉じたまま上げます。そうすればインパクトではスクエアに当たり、飛ばせるようになるのです。
トップまでフェースを閉じておくためのポイントとして、坂本コーチはまず、
■手で上げてはダメ 身体の回転で上げる
の二つを挙げています。
打ちっぱなしでも、バックスイングを腰の高さで止めてみましょう。
この時フェースをチェックして、斜め下を向いていればOK、上方向を向いているなら改善の余地あり、と考えられます。
上の二つのポイントを意識してみましょう。
次に、”閉じる”ための具体的なやり方を紹介します。
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テークバックで右手の平は顔と同じくらいの角度に
上のコンテンツで、ポイントとして
クラブが右腰の高さに来た時、フェースが「斜め下(前傾している顔と同じくらいの角度)」を向いていること
を挙げました。
これを実現するには
右手の平の使い方
が重要です。
具体的にはテークバックで手が腰の高さに来た時、右手の平は下に向けておくのです。
下といっても真下ではなく、前傾している顔と同じくらいの角度です。つまり、右手の平を前傾している顔と同じ角度にするのがそのままフェースの理想的な向きになっているというわけです。
これが上を向くのはNGで、フェースが開いてスライスが出てしまいます。
「右手の平でシャフトを上から抑えるようにクラブを上げていく」という意識でスイングすると良いでしょう。
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