前ページ藤田寛之プロアイアンスイングの”加齢対策” 頭を残すの続きです。
このページでは、藤田プロが推奨する、アプローチの「加齢対策」を紹介します。
雑誌「新ゴルフトゥデイ」「ゴルフトゥデイ」2017年8月号(Amazon)24~25ページを参考にしています。
手首を固めて払い打つ ボールを投げるイメージで
アプローチでは、年齢とともにリズム感がなくなり、ミスした経験も蓄積されていきます。
すると「早く終わらせたい」「ミスが怖い」と考えるようになり、ストロークが速くなって体が突っ込みがちになります。
そこで藤田プロが勧めるコツは
ボールを投げるように手首を固めて払い打つ
です。
これは振り子のような単純な動きなのでテンポよく振れて、ピタッと寄ります。藤田プロは「下手投げでボールをパスする感じ」としています。
ボールを軽くポンと投げるとき、急加速したり突っ込んだりする人はあまりいません。この自然なリズム・動きを、アプローチのスイングの”お手本”にするのです。
藤田プロの解説です。
球を上げようなどと小細工するとリズムが乱れトップやザックリに。
ベテランは失敗してきた経験も多いですから、比例して恐怖感が増加してしまうんです。
「怖い」という先入観があると「リズムが速くなる」という現象になることが多く、これが余計にミスを招く原因に・・・。
苦手意識が出てきたら、できるだけシンプルな打ち方が安全です。ボールを下手で投げるように、ポーンと払い打つのがオススメ。
左足ツマ先に重心を置き、両肩と手の三角形を保ったまま、胸やお腹を積極的に動かすのがコツです。
意識するポイントを補足します。
手は固めてお腹・胸を動かす
手首を固めてコックは使わず、お腹・胸を積極的に動かしてクラブを動かせば、リズムも軌道も狂いにくくなります。
右肩を軸にした振り子のイメージを持ちましょう。
左足つま先を踏んでおく意識を持つ
これでリズムが狂いにくくなります。
手先を意識すると、打ち急ぎの傾向が強くなります。手先以外の部分へ意識を向けてそれを防ぐわけです。
左足つま先を踏んでおくよう意識を向けると打ち急ぎを防げるだけでなく、軸もブレないので一石二鳥です。
またこれは左足体重をキープすることでもあるので、身体が右に残るのを防ぎ、振り抜きがスムーズになります。
意識するポイントはそれほど多くはありません。練習場でも実践しやすいのではないでしょうか。
年齢を重ねてきて、「ちょっとアプローチの調子が悪いな・・・」と感じるようになったら、試してみて下さい。
別コンテンツではその他の加齢対策も紹介しているので、お時間があったらご覧ください。