「ツアープロが明かす ゴルフ上達メソッド108ヶ条」で、松村道央プロがフェアウェイウッドの練習法を解説されています。
「ある音」を立てるのがポイントです。
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ツアープロが明かすゴルフ上達メソッド108ヶ条
同書の42~43ページから、一部を抜粋して紹介します。
実は優しいクラブ?FW 松村プロの解説
(管理人含め)FWに苦手意識を持っているゴルファーは少なくありません。
松村プロの解説です。
地面のボールを打つクラブでもっとも長いのは3番ウッド(3W)です。
この番手を苦手にするアマチュアは多い。
シャフトが長く、ドライバーの次にロフトが立っており、しかもドライバーと違ってティーアップしていないボールを打つため、ボールを上げる意識がどうしても働きやすくなり、ミスショットを誘発してしまう。
それが苦手意識を強めるのかもしれません。
一般的な認識と違い、松村プロはFWをやさしいクラブと分類されています。
しかし、実は3Wなどのフェアウェーウッドは、ソール幅がアイアンよりも広く、重心位置が低くて深く、スイートエリアが広い。
何よりもソール幅が広いので多少ダフってもヘッドは地面の上を滑ってくれる特性があります。
極端ないい方をするなら、ボールの手前、ヘッド一個分ダフッてもソールが滑ってインパクトを迎えられる。
やさしいクラブなのですから、これを武器にしない手はありません。
それでは具体的にどんな練習をすれば良いのでしょうか?
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3Wでハーフスイング練習 ボール前後のマットをこする音を出す
松村プロが勧めるのは、3Wでのハーフスイングです。
まずは苦手意識を払拭するために、3Wでハーフショットしてみてください。
右腰から左腰の高さまでの振り幅で、ボールを前方に転がし出すイメージでスイングします。
その際にはひとつポイントがあります。
ボールの前後のマットを、ソール部分でスーッとこする音を立てることを最優先させましょう。
実は、この「マットをこする音」を実現させるには、ヘッドをレベルに振り抜くのが大事です。
ヘッドを鋭角的に打ち込んだり、ボールをすくい上げようとしたりしたのでは、こすり音は出せません。
慣れてきたらハーフスイングから少しずつ振りを大きくしていきます。
3Wでのハーフスイングによるランニングアプローチをイメージする。これが「こすり音」を奏でるレベルスイングをもたらします。
多少ダフってもヘッドが振り抜ける感覚、ボールを転がし出すようにスイングしても意外とボールは上がってくれることを体験できればOKです。
慣れるに従って、スイングを徐々に大きくしてください。それだけで3wをやさしく打てるようになるでしょう。
FWに限りませんが、苦手意識を克服するには「とりあえずやってみる」しかありません。
「ハーフスイングでコツンと当てて、ランニングアプローチ」「こすり音を必ず出す」あたりを意識して、管理人も練習してみます。
何事も「慣れ」だと思うので…。