「ツアープロが明かす ゴルフ上達メソッド108ヶ条」で、藤田寛之プロがパットのフォロースルーと転がり方について解説されています。
「伸びのある順回転」で転がすには必須の考え方です。
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同書の62~63ページから、一部を抜粋して紹介します。
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パットの不調 試合中は割り切って悩まない
まずは藤田寛之プロのパットに対する考え方から。
パッティングで重要なことは距離感と方向性。
どちらかひとつが欠けるだけで、カップインの確率はぐんと落ちます。
ツアープロは試合前の練習グリーンで、パットストロークの精度を高めるためにたっぷり時間をかけます。
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試合中は、思うようにパットできなくても割り切ってプレイを続けます。
あれこれ悩んで考えることはしません。
それでも試合中は、イメージ通りにストロークできたつもりかでもボールがパットラインから外れたり、カップ手前でそれたりすることがあります。
試合中は、「仕方ない。運がなかった」と割り切り、ストロークの仕方あれこれ考えることはしません。
悩み始めたらきりがなく、深みにはまったのでは取り返しがつかなくなってしまうからです。
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しかし試合が終わったら話は別。ミスの原因をひたすら追究します。
その際にチェックすることがあります。
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パットのフォロースルーを長くとる キレイな順回転で転がす練習法
藤田プロの場合、試合後の練習ではストロークに加えてボールの転がり方もチェックします。
しかし、ホールアウト後は練習グリーンに直行。自分が納得するまでパット練習を繰り返します。
なぜミスしたのか。その原因を追究する際、ストロークの仕方だけでなく、ボールの転がり方をチェックしています。
「伸びのある球」と表現することもありますが、カップに向かってボールがきれいな順回転で転がっているかを再確認するのです。
打ちだし当初にボールが跳ねたり、スリップしてから順回転を始めたりしたのでは、パットラインからボールが外れやすく、しかも距離感に狂いが生じやすい。
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こうしたNGな転がりの原因はストロークにあります。
その原因は、インパクト以降、ヘッドをスムーズに振り出せていないからなのです。いわゆる「ボールにヘッドを当てにいく」ストロークです。
パットはショット同様にヘッドの芯でボールの芯をとらえるのが鉄則。インパクト以降、ヘッドを低く長く振り出す動作によってボールにオーバードライブ(順回転)が加わるのです。
パットでよい転がりを出すためには、フォロースルーを長めにとってみましょう。
藤田プロはこれを「インパクト後ヘッドがボールを追いかける」と表現しています。
ショットと同じく、インパクト以降のヘッドの振りを大きくすることで、伸びのあるパットを実現できるのです。
大きなフォロースルーを取る方法として、転がりだしたボールの後を追うようにヘッドを振りだしてみて下さい。
体を左方向にスエーさせない限界ギリギリまでパターヘッドで転がるボールを後追いする。
このイメージを強めるほどオーバースピンが加わったパットが打てるようになるはずです。
アドレス時にボールの真後ろにヘッドをソールしたら、テークバックを取らずにそのまま打ちだすドリルがいいでしょう。
フォロースルーの感覚をつかめるはずです。
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キレイな順回転で転がるかどうかは、自宅のパターマットでも確認できますね。
練習する際は、藤田プロの練習法も参考にしてみて下さい。
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