「効果的な練習法」について、一般ゴルファーの練習法をまとめた本は無いかな?と探してみたところ・・・
ありました!
そのものズバリです。
それは「シングルゴルファー101人が明かす 上達の秘訣 高樹眞二 金井清一監修」です。
練習法や意識しているポイントがまとめてあり、なるほど、と感じる内容が満載でした。
管理人が特に印象に残ったポイントを紹介します。
シングルゴルファー101人が明かす上達の秘訣(Amazon)
切り返し
注意点はトップからの切り返し。日大のゴルフコンペで、倉元プロと一緒に回り、1つだけ直されたのがこの切り返しだった。
「トップから下ろすのに、スピードが速すぎるというわけです。
速いと軌道が狂う。ゴルフで一番いけないのがこれで、もっとゆっくり下ろせと。
トップからは自然落下です。自然にスッと手を下ろすと上げた軌道に戻る。そこから振ればいい。
イメージ的には思ったよりフラットになります。
でも、このスイングにしてから球筋が安定、力を入れなくても飛ぶようになりました」
(217ページ)
シャンクの解消
ハンディ3のとき1年間、シャンクで悩んだ。
「左わきが開くとシャンクが出る。左わきを開けずに回すいまのスイングは、シャンクで悩んだ末に造り上げたものです」
(215ページ)
(シャンクを防ぐための練習法については、タオルを使った練習法コンテンツもご覧下さい)
ロングアイアンを打てるようになるには
ボールを人工芝の上に置いて、ティーアップしないでドライバーで打つ。
ティーアップしない球をドライバーで当てるのは技術がいるので、これを練習するとロングアイアンが自然に打てるようになる。
当てて抜いていくというタイミングを探し出す。
(201ページ)
ロングパット
ごく短いパットは別として、5歩以上の距離があるときは、必ず歩測。
10歩あれば『10歩打つんだ』と歩数をイメージして、下半身を止めて肩の動きで打つ。
「練習グリーンで5歩、10歩、20歩を打ち分けて、距離感を体に覚えさせてコースに出ます」
(107ページ)
※参考
竹内雄一郎コーチの教材「ITパッティング理論」では「ロングパットに必要な距離感を呼び覚ます」方法が解説されています。
素手でのスイング
「ジャック・ニクラウスが『私がもう一度生まれ変わってゴルフをするなら、素手でやる』と言っています。手袋はひとつの条件で、その良し悪しもゴルフに影響してくる。
手袋をしなくとも、遠心力でスムーズにプレーンを描けば、手に衝撃はない。
衝撃があれば、それはプレーンがぶれているということ。
それを確認するためにも練習場では素手で打つようにしています。
試合のとき手袋をするのは、しっくりくるからです」
(91ページ)
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4分の3のスピード
ショートアイアンで普通のスイングよりわざとスイングスピードを遅くする。
「たとえばアゲインストの風のとき、7番アイアンで4分の3のスピードで打つと、120ヤードくらいしか飛びませんが、スピン量を減らしているためボールが吹き上がらないから、風の影響を受けずにすむのです。
この打ち方をピッチ&ランのアプローチにも応用して、落ちたあとの転がりが計算できるようになりました」
(163ページ)
ここで紹介したポイントは、ごく一部です。
「なるほど!」と思ったくだりは他にもたくさんありました。
「気づき」を得るきっかけとして、機会があったら一度手にとってみてはいかがでしょうか。