雑誌「ゴルフトゥデイ」には、「内藤雄士のゴルフクリニック」という、内藤コーチが一般ゴルファーの悩みに答える連載があります。
このコーナーに、
ドラコンは得意だが、ショートアイアンでトップしてOBを出してしまう。
というSさんの相談が寄せられていました。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2018年3月号(Amazon・kindle版あります)58~59ページを参考にしています。「サンプルを読む」あります)
内藤コーチがSさんのショートアイアンのスイングを見て、まず指摘したのは
まるでドライバーを打っているような力感のスイング
ということ。
「ショートアイアンをショートアイアンらしく打てていない」のです。
言うまでもありませんが、ショートアイアンで飛距離を求める必要はありません。しかし飛ばすのが得意なSさんは、ショートアイアンでもついパワフルなスイングをしていたのです。
内藤コーチは、Sさんのスイングについて次のような指摘をしています。
・体が弓なりになって「ヘッド・ビハインド・ザ・ボール」がキツすぎる(アプローチではこれは絶対にNG)
・スタンス幅が広すぎる スタンスを狭くして、ボールをもっと中に入れるべき
スタンスは狭くして、体を真っ直ぐにして立つためには、いまの右への傾きを直さなくてはいけません。
そのためには、自分の右手で右のこめかみを押し、左手で左の腰骨を右方向に押して矯正してみましょう。
グリップでは力を入れないように緩く握り、タメすぎない力の抜けたスイングを心がけます。特にドライバーで飛ばした後は、姿勢の矯正と”脱力”を忘れないようにしましょう。
アドレスを直せば、いい意味で力感がなくなり、アッパーブロー気味だったスイングもコンパクトになってきます。
これでトップもなくなり、オーバー&OBもなくなります。