ゴルフ好きの女の子当サイトでは、上達度合いを知る指数として「3パット率」を記事にしています。
 
これは石井忍プロ監修の本「一人でこっそり上手くなる! ゴルフ練習ノート」で紹介されていた指数で、3パット率という数字によってどれくらい上達したかを認識しやすくするわけです。
 
(3パット率については、下の関連記事をご覧ください)
 


このコンテンツでは別の指数として「バンカー脱出率」を紹介します。
 
同書の39~41ページを参考にしています。


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サンドセーブ率は一般ゴルファーにはハードル高すぎ

バンカーに関する指数として、プロの大会では”サンドセーブ率”が用いられています。

サンドセーブ率とは、グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率です。いわゆる「砂イチ」というものですね。
 

これを参考にすれば、バンカーショットの上達の目安になるのでは?とも思えます。
 
しかし実はサンドセーブ率は、一般ゴルファーにはかなりハードルが高いのです。

日本ツアー2015年の1位は、M・グリフィンプロの65.93。100切りや90切りを目指すゴルファーには相当ハードルが高い数値です。
 
バンカーから出してそこから1パットでカップインなどは夢のまた夢で、バンカーから脱出できずに大叩きしてしまい、100切りを逃がしてしまった!などという記憶が鮮明に残っている人も少なくないでしょう。
 
とにかく100を切り、90台でラウンドしたいアマチュアにとって、バンカーを攻略することがスコアアップするためにはとても大事なことだと思います。

ゴルフ好きの女の子「バンカーに入って2打かそれより少ない打数」ということは、
 
・バンカーから出してその後の一打でカップイン
・バンカーから直接カップイン

 
の割合になります。
 
これって、とんでもなく難しくないですか?(年に何回もできないかも…)
 
バンカーショット
 
なので一般ゴルファーとしては、別の指数を目安にしたほうが良いわけです。
 
それが石井プロが推薦する”バンカー脱出率”です。

そこでバンカー脱出率を目安に 目標スコアで定義を変えるのもアリ

一般ゴルファーは、もう少しハードル低めの指数を基準にしましょう。
 
それがバンカー脱出率です。

そこで本書からの提案。
 
プロやトップアマのようにサンドセーブ率など気にせずに、パンカーから一度で脱出してグリーンに乗せられる率、つまり「バンカー脱出率」を把握してみませんか?
 
(中略)
 
本当にアマチュアにとって大切なことは、とにかく確実に一回でバンカーから脱出して、大叩きを回避することです。これが「バンカー脱出率」。その数値から現状を把握し、数値の向上を目指してください。
 

目標スコアによって定義を変えてもOKです。

100切りから平均スコア90台を目指す人なら、グリーンに乗らなくてもとにかくバンカーから脱出できた数値を「バンカー脱出率」としていいでしょう。
 
80台を狙うなら、バンカーからグリーンに乗れば「バンカー脱出率」という具合に、レベルに応じて成功判定を変えてもいいでしょう。

定義に差はありますが、成功率80%を目指しましょう。

一口にバンカーと言っても、アゴの高さや砂の質、ライの状況で成功率はかなり変わってくるはずです。
 
状況によってはグリーン方向を狙えず、横や後ろにだすという選択もあるのがバンカーショット。それらを含めて「バンカー脱出率」という数値を考えてください。
 
状況に左右されるとはいえ、成功率は80%を目指したいところです。
 
バンカーショットに自信があるのとないのとでは、成功の確率もかなり変わります。確実に脱出できることを目指しましょう。
 
バンカーショット

ちなみに石井プロは、バンカーショットについてこんな解説もされています。

おそらく皆さんも経験があると思いますが、難しいバンカーショットほど上手く脱出してピンに寄ってしまうのに、何でもないバンカーショットほど、脱出しなかったり、寄らなかったりすることがあります。
 
難しいバンカーショットほど、とにかく脱出することに集中するはずです。
 
しかし特に難しく見えないバンカーショットは、「寄せたい!」「サンドセーブしたい!」などと思うようになり、何でもないバンカーショットが急に難しくなってしまうのです。

ゴルフ好きの女の子バンカーを上手くなりたい、という方はバンカー脱出率を計算してみてはいかがでしょうか。
 
数字が出ると上達もわかりやすくなります。
 
バンカーについては関連記事も多数あるので、お時間があったらご覧ください。