内藤雄士コーチが、著書「1分で上手くなるゴルフのキーワード」で、まずは9番アイアンの飛距離を確認するよう解説されています。
それにより、他の番手の距離も把握しやすくなるのです。
その理由は何なのでしょうか?同書の60~61ページから、一部を抜粋して紹介します。
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1分で上手くなるゴルフのキーワード
9Iの飛距離(特にキャリー)把握で他番手の距離が判断しやすくなる
まずアイアン上達の前提として、各番手の飛距離把握があります。
アイアンが上手くなるための絶対条件のひとつにII、自分がスムーズなスイングをしたらこの距離が出るという基準を作っておくという点があげられます。
そこで、9番アイアンを基準にして、アイアンの番手ごとのキャリーを練習で把握しておきましょう。
なぜ9Iなのでしょうか?
内藤コーチの解説です。
その理由は、最近の傾向として、今はキャディバッグに5番アイアンを入れている人がかなり少なくなり、6番から9番までとピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジの3本のウェッジの計7本のアイアンを入れているという人がほとんどです。
ということは7本のクラブのちょうど真ん中が9番アイアンだからです。
クラブの各番手の距離を知るには、真ん中のクラブでる9番アイアンの距離をまず知ることが大事であり、近道でもあるのです。
”真ん中”である9Iの距離を知っておくことで、その前後の番手の距離の目安が立てやすいというわけです。
ほとんど手にしたことがないような番手でも、9Iを基準にして「これくらいの距離だろう」と予測して使えるのです。
練習量が少ないアマチュアゴルファーでも、自分の9番アイアンのキャリーが110ヤードくらいと知っておけば、6~8番アイアンやそれぞれのウェッジのキャリーも大体の予測がつくでしょう。
どのクラブでもスペック上の距離はわかりますが、やはり実際に打って確認しなくてはいけません。
傾斜や風向きなど「こんな状況ではこれくらい飛ぶ」というデータが実戦に使えるのです。
キャリーに加えてランも把握できれば完璧です。
全てのクラブでそうしたチェックは厳しいので、まずは9Iを重点的に調べてみてはいかがでしょうか。