別コンテンツでは、ドライバーやFW、UTのスペックが合っていない場合のデメリットを紹介してきました。

このコンテンツでは、アイアンとウェッジのスペックが不適当な場合に起きやすいミスについて紹介します。
 
雑誌「ゴルフトゥデイ」に掲載された、関雅史さんの解説をまとめています。

(このコンテンツはGOLF TODAY 2018年 3月号44~46ページを参考にしています)

アイアンでは重さに注目

アイアンのスペックで意外と見落とされがちなのは、クラブの重さです。
 
重すぎ、軽すぎは余計なミスを招くのです。それぞれ関氏の解説をまとめます。

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重すぎるアイアンはダフりが増える

重すぎるアイアンでは、ダウンスイングで制御しにくくなり、いわゆる「クラブが寝た状態」になりがちです。その結果・・・
 
・インサイドアウト軌道になる
・ダフりが多くなる

 
といったミスにつながります。
 
関氏の解説です。

アイアンのダフりに悩んでいるのであれば、ダフった時にターフの跡を見てみましょう。
 
もしそれが目標より右を向いていたら、クラブが重すぎるサインです。
 
また、上がり3ホールでダフりが増えるなんて人も重さを疑った方がよいですね。
 

重めのクラブはしっかり振り切る意識を認識させてくれる効果があり、この点はメリットです。
 
とはいえ、ダフりがあまりに多い場合は重すぎないかをチェックしてみましょう。

軽すぎるアイアンはトップが増える・飛距離が落ちる

自分が持っているパワーよりも軽いクラブを使うと、最初は速く振れるので優しいと感じます。
 
しかし、使い続けていると”手打ち”になる傾向があります。
 
クラブにかかる遠心力も小さくなり、ちょっとした体の動き(リキみやタイミングのズレ)にも敏感に反応してヘッドが浮きやすくなります。その結果・・・
 
・飛距離が落ちる
・トップが増える

 
といったデメリットが表れるようになります。

適切な重さの目安は?ドライバーのヘッドスピードを基準に

それでは、どれくらいの重さが適当なのでしょうか?
 
関コーチの解説です。

目安としてはヘッドスピードがドライバーで42m/s程度なら少なくとも90g台以上のシャフトがついたモデル、総重量でいえば7番アイアンで415g前後。
 
38m/s程度であれば、70g前後のシャフトのモデル、7番で395g前後を目安にしてみてください。
 
少し重いかな?と感じるくらいが安定して振れ、トップのミスも減るはずです。

真っ直ぐ飛ばないならライ角を見る

アイアンのスペックではライ角もチェックしましょう。
 
ライ角は、ヘッドのソールを地面と水平にした状態で、地面とシャフトの軸線が作る角度のことです。
 
ライ角がなぜ重要かというと、
 
ライ角がスイングに対して適正でないと、狙った方向にボールが飛ばない
 
からです。
 
角度が大きすぎる(アップライト)場合
→トウが浮いた状態のインパクトになり、ボールは目標より左へ
 
角度が小さすぎる(フラット)場合
→ヒールが浮いた状態のインパクトになってボールは右へ
 

 
ライ角とスイングがマッチしていないと、たとえ正しいスイングをしていても目標にボールを打ち出せません。
 
すると「スイングが間違ってるのかな?」とあれこれ手を加えることになり、結果的にスイング自体を歪めることになりかねません。
 
関氏の解説です。

適正なライ角は、身長や手の長さに加え、個々のスイングの特性により変化するので、慢性的に左右どちらかに偏ってボールが飛び出す場合は、ライ角を疑った方がよいでしょう。
 
適正なライ角は、メーカーをはじめとした一般的なフィッティングを受ければ知ることができます。
 
ただしライ角を調整できるアイアンは軟鉄鍛造のヘッド、もしくは一部のステンレスヘッドに限られます。
 
上級者が軟鉄鍛造にこだわるのは、ほかにも理由がありますがライ角が後から調整ができるといったメリットがあるからです。

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ウェッジは構えによってヘッド形状を選択する

ウェッジの場合、関コーチは
 
構えに合わせてヘッドを選ばないとザックリやトップが出る
 
としています。
 
その構えとは
 
・シャフトを垂直に構えるタイプ
・ハンドファーストに構えるタイプ

 
の二つです。
 
それぞれに合ったヘッド形状をまとめます。
 

シャフトを垂直に構えるタイプは”出っ歯”モデルを

このタイプの人は、ヘッドをレベルに使ってボールだけを打つケースが多くなります。
 
これは言い換えると「ヘッド軌道が鈍角でトップしやすい」ということでもあります。
 
これをふまえると、おすすめのヘッド形状は、
 
・クリーンにボールをとらえやすく抜けの良いローバンス

・ボールを拾いやすい”出っ歯(FP値が大きい)”モデル
 
であり、これらを満たすヘッドであればミスを減らせます。

ハンドファーストに構えるタイプはハイバンスを

ハンドファーストでウェッジを打つ人は、ヘッドの入射角が鋭角でボールをつぶすように打つケースが多くなります。
 
これは”ヘッドが鋭角に入ってダフりやすい”とも言えるわけで、このミスを防ぐためには
 
・多少手前から入っても刺さりづらいハイバンス

・ボールがつかまりやすく距離も安定するグースネック
 
のモデルがおすすめです。
 
関コーチの解説です。

意外とこだわっている人が少ないのがウェッジのバンスとFP値。この二つにこだわるとウェッジのミスはかなり軽減できます。
 
ポイントは、構える時のシャフトの傾き。シャフトを垂直に構える人は、ヘッドをレベルに動かす人が多く、ボールだけをクリーンに打ちやすいモデルが合います。 

具体的には、抜けのよいローバンスでボールが拾いやすいFP値の大きい出っ歯なモデルがよいですね。
 
シャフトを傾けてハンドファーストに構える人は、ボールをつぶすようにヘッドを鋭角に使う人が多いので、ヘッドが刺さりづらいモデルが合います。
 
具体的にはハイバンスでボールをつかまえやすいグースネックのモデルがよいでしょう。
 

「構えによって適したヘッド形状がある」という関氏の指摘は、意外と盲点だったのではないでしょうか。
 
関氏の解説を参考に、自身の構えとウェッジのヘッド形状を合わせてみてはいかがでしょうか。
 
ウェッジが段違いに打ちやすくなるかもしれませんよ!

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