以前アイアンショット6つのポイントで、雑誌「GOLF DIGEST(ゴルフ・ダイジェスト)」の「ピンが狙える アイアンマンへの道『6つの必須テーマ』」という特集を紹介しました。
この6つの必須テーマについて倉本昌弘プロ、薗田峻輔プロが解説を加えています。
そのポイントを3つにまとめます。
(GOLF DIGEST (ゴルフダイジェスト) 2012年12月号(Amazon) 22~25ページを参考にしています)
アイアンショットでは目とボールの距離はいつも変わらない
この距離はアドレスからインパクトまで変わりません。
トップでもダウンスイングでも、距離が変わるとクラブが寝て下りてしまいます。
フォローでは顔は起きてきますが、なるべく頭を残す意識で目とボールの距離をキープすると、インパクトが厚くなります。
倉本プロの解説です。
正確にボールをコンタクトするには、アドレスで作ったボールと目の距離感をインパクト(意識はフォロー)まで変えないことが大切。
そのためにはひざの角度や前傾角を一定に保って打たなければなりません。その距離感が変わってしまうからいろんなミスが生まれるんですよ。
頭の位置はインパクトまで動かさない そのメリットは
頭を動かさないと、ミスを防ぐだけでなくメリットも生まれます。
倉本プロは4つのメリットを指摘されています。以下にまとめます。
頭を動かさないメリット1
上から球を打ち込める
アイアンはアドレスの時点でわずかにハンドファーストになっています。頭を左右に動かさなければ、インパクトでもその形を維持できます。
頭を動かさないメリット2
ダフリ、トップのミスがなくなる
スイングの最下点の手前でボールを打つのが基本です。頭が動くと最下点の位置もずれ、上手く当てられなくなります。
頭を動かさないメリット3
体の正面で球をつかまえられる
胸が正面を向いたところでインパクトを迎えるのが理想です。頭が動くと体が詰まったり、開いたりしてしまいます。
頭を動かさないメリット4
インパクトで球を押し込める
フォローはヘッドと頭が引っ張り合う関係になります。ヘッドを大きく出すには、カウンターバランスとして頭を残すことが必要です。
倉本プロの解説です。
頭を動かさないこと。ボールにきちんと当たるようになるまでは、これだけはきちんとやらないとダメですよ。
頭が動くのは、軸のブレや体の伸び上がりの証拠。逆に頭が動かなければ、ボールとの距離が一定ということだから、きちんと当たるんです。
特に、切り返しからインパクトまでの間が重要。ここで頭が動くようでは、アイアン上手の道は険しい。
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頭を動かさないための心がけ スイングの各過程で
薗田プロがアイアンスイングの過程で頭を動かさないための心がけを解説されています。
アドレス
腰から首すじまでまっすぐにして前傾姿勢をとる。あごは少し引く。
トップまで
頭頂部は動かさないが、顔の向きは変えてもOK。テークバックしていくと、左肩の回転に押されるように顔がやや右を向く。左肩はあごの下に入る。
ダウンスイング
頭を下に下げてはダメ。トップで伸び上がる人は、ダウンスイングでは体が沈みこむ傾向がある。頭は左右だけでなく、上下にも動かさない。腰の回転が先行し、腕が体に巻きつくイメージで振る。
インパクト
ここまで頭をキープし、アドレスと同じ位置に戻る。インパクトでは腰の回転が先行しており、ハンドファーストで胸が正面を向く。頭が動くとこの連係がバラバラになる。
アイアンスイングで頭が動いてしまうという方は参考にしてみて下さい。