「フェアウェイのアイアンで、ボールを上げたい」
という時、当サイトユーザーの皆様は何を意識されるのでしょうか?
「グリーン手前に高い木があるので高弾道を打とう」と考えると、トップしてしまう、ついすくい打ちしてしまう、というケースはないでしょうか?
雑誌「ゴルフトゥデイ」の特集「アイアン高低打ち分け術」に、宮本勝昌プロがフェアウェイからのアイアンによる、高い球の打ち方解説記事がありました。
ポイントを抜粋して紹介します。記事では写真入りで解説されています。
(このコンテンツは雑誌GOLF TODAY 2017年2月号(Amazon)34~35ページを参考にしました)
高く上げるためのポイント二つ イメージと左肩
フェアウェイからのアイアンで高いボールを打つ場合、宮本プロがまず意識するのは、
高い弾道のイメージを持つ
ことです。
宮本プロの解説です。
目の前に気のカベがある状況で、そこを越える弾道を思い描きます。
そのうえで、二つ目のキモは
やや左肩を上げてアドレスする
です。
(高い弾道を打つイメージを持つと)通常より左肩が高い構えになる。
それに合わせてボールの位置を左にしたらアドレスは完了です。
体は右に傾きますが、左右の体重配分は基本5対5.もしくは気持ち右足体重になる感じです。
フェアウェイからのアイアンに限らず「球を上げたい」場合に共通していますが、
・すくい打ち
・打ち込む
・右肩を下げて手先でボールを上げる
のは禁物です。
そして「左肩を少し上げる」のであって、右肩は下げてはいけません。
「少し左肩上げ」の状態は、アドレスからインパクトまでキープしておきます。右肩はアドレス時の位置をキープして振れば、左肩が上がっていてもダフりません。
ボールの手前からソールを滑らせる
そして最後のポイントは、
ボールの手前からソールを滑らせる
です。
スイングでは体の傾きを保って打つことだけを考えましょう。
これができれば、クラブがボールの少し手前から滑ってインパクトに向かえるので球が上がりやすくなります。
アイアンのソールを滑らせて打つイメージを持つといいでしょう。
ボールを上げるスイングは、風がフォローの時にも利用価値があります。
打ち方としては、練習場でも実践しやすいのではないでしょうか。
ぜひ試してみて下さい。
次のページでは、アイアンで低い球を打つポイントをまとめます。