当サイトユーザーの皆様は、パットで最も多く練習する距離はどれくらいなのでしょうか?
またロングパットの時、まずはその「一番練習している距離まで寄せる」という意識をお持ちでしょうか?
このコンテンツでは、パットで最も練習するべき距離と、ロングパットでの意識についてまとめています。
藤田プロの著書「ショートゲームには上手くなる『順番』がある」108~110ページを参考にしています。
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一般ゴルファーがパットで最も練習するべき距離は
一般ゴルファーがパットで最も練習する距離は、自宅にあるパターマットの長さが最も近いと考えられます。
なのでおそらく2~3mあたりで、コースの練習場などではもう少し長めになる、という感じではないでしょうか。
藤田プロの場合、最も練習するのは1.5~2メートルです。
それにはちゃんと理由があります。
ツアーのデータによると1.2メートルのパットは決定率が70%以上ですが、1.5メートルになると30%台にまで落ちてしまうということ。
たった30センチの違いですが、そこを制する人がツアーで生き残れる。そう考えているので、この距離をたくさん練習しています。
一般ゴルファーの場合、もう少し短めになります。
もっとも、これは日常的に速いグリーンで戦っているツアープロの話。アマチュアの方に落とし込むと、1.2メートルから80センチあたりの数10センチの差が大きく影響しそうです。
ですから練習ではその距離を重点的にやるべき。
「確実には入らない距離」に、いかに慣れていくかがポイントだと思います。
これは管理人の主観ですが、80cmから1.2mって、かなり短くないでしょうか?私なら、何も考えないともう少し長い距離(それこそ2~3m)を練習しそうです。
もちろん藤田プロが推奨するこの距離には根拠があります。
藤田プロによると、アマチュアの場合「ロングパットを常時この距離(1.2m~80cm)内に打てれば確実にパット数が減る」のだそうです。これは藤田プロの豊富な指導経験が根拠となっている距離です。
ということは、ロングパットをこの距離まで寄せる第一打も大事になってきます。
ロングパットの一打目でいかに寄せるかも大事
「練習するべき距離」があるのに対し、「あまり練習されない距離」というのもあります。
トーナンメントのパッティンググリーンでも5~6メートルという中途半端な距離をたくさん練習する人はいません。
グリーンは毎回違いますから、入る確率の低い距離をいくらやっても決定率は上がらない。
これはデータ的にもはっきりしていることです。
であるなら、ロングパットを練習量の多い距離まで確実に寄せる、これに徹するのが正解です。
藤田プロの解説で最も注目すべきは、太字で強調した部分ではないでしょうか。
当たり前ですが、距離が長いほど芝目や傾斜の影響が大きくなります。
それらを全て読み切って一発で沈める、という考え方もアリですが、やはりまずは最も入る確率が高く、一番練習している距離まで寄せるほうが堅実です。
「この距離は練習しているから大丈夫」という自信もありますしね。
私の場合、パット数を減らすというと「いかに沈めるか」ばかりに集中してしまいますが、今後はいかに寄せるかも意識してみます。
藤田プロの”寄せ方”については、下の関連記事も参考にしてみて下さい。
最後に藤田プロの言葉を紹介しておきます。
パットはショットと違って真っすぐ打つだけですから、結局は球数を打った人の勝ち。これは間違いありません。
私が所属する「葛城ゴルフ倶楽部」の研修生たちにも、パターマットでの練習は毎日やるように言っています。
キツめのノルマを課せば、プレッシャーがかかったときの予行練習にもなります。
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