スペックの向き・不向きは、パターにもあります。
クラブフィッター・関雅史さんは、
・ヘッドが大型マレットタイプのパター
・パターの長さ
には注意が必要としています。
以下にポイントをまとめます。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2018年3月号(Amazon)47ページを参考にしています)
大型マレットのパターとストロークの相性
大型マレットのメリットはいくつもありますが、最も大きいのは
重心が深いので芯を少々外してもヘッドがブレにくく、転がりの差が生まれにくい
という点ではないでしょうか。
しかしこれは
・咄嗟なアジャストをしにくい
・インパクトの強弱をつけにくい
というデメリットにもなり得ます。
操作性が希薄で、細かいテクニックを使いづらくなってしまうのです。
特に、パッティングのストロークで
・リストを使う
・ヘッドが弧を描く
ゴルファーはヘッドが言うことを聞かず、思うように打ちにくくなります。
大型マレットは、
・手を使わないショルダーストローク
・真っすぐ引いて真っすぐ打ち出す
打ち方のゴルファーにおすすめです。
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パターの長さとストロークの安定度
パターのスペックでは長さも大切です。
長すぎ、短すぎはストロークを乱してしまうのです。具体的には・・・
・長すぎる場合
手が縮こまり、ヒジを曲げる角度が大きくなり、ワキが開いてストロークが安定しなくなる。
・短すぎる場合
前傾が深くなりすぎて頭が動きやすくなり、ストロークが不安定になる。
それでは、理想的な長さのパターはどのように選ぶのでしょうか?関さんの解説です。
安定する状態で前傾し、腕を前に垂らして適度にワキを締めた時の、手の位置に合う長さが基準。
身長170cm以下なら33インチが目安です。
最後に、クラブのスペックについて関さんの指摘を紹介しておきます。
一本一本だけではなく、クラブ14本の流れにも気配りが必要です。
重さや長さなどすべての番手がバランス良く揃ってこそ、初めて再現性のスイングが生きてきます。
バランスの悪いセットを使って練習しても毎回がアジャストの連続で再現性の高いスイングなど身につくはずもありません。
ぜひこの機会にご自分のクラブを見直してみてください。
日本のゴルファーはミスを自分の腕のせいにし過ぎです。もっとクラブに頼るべきです。
フィッティングを受けるのもひとつの手段ですし、色々なタイプのクラブを試打するのもありです。
そうすればゴルフはもっと楽しくなるはずです。
スイングをあれこれチェックしても、どうしても改善しない場合、クラブのスペックを調べてみるのもひとつの手ではないでしょうか。
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