10メートルを超すような”超ロングパット”になると、
 
「入れるのは無理だから、とりあえず寄せとこう」
 
といった”妥協”をすることはないでしょうか?管理人はちょっと長くなったら「まず寄せよう」と必ず考えてしまいます。

パッティング
 
しかし、横田真一プロによると、
 
「ロングパットは入れるものではなく寄せるもの」という考えは「アマチュアの誤解」
 
なのだそうです。
 
横田プロの著書「プロゴルファーがやっているスコア作りのコツ!(Amazon)」から、プロがロングパットにどのような意識を持っているか紹介します。
 
(このコンテンツでは、同書の34~40ページを参考にしています)

プロは「カップをバケツ」とは考えない

ロングパットを打つ際の心がけとして「カップがバケツくらいの大きさと思って打つ」はかなり有名ではないでしょうか。
 
管理人も聞いたことがありますが、横田プロによると、プロは「カップをバケツ」とは考えません。
 
横田プロの解説です。

一般的にロングパットというのは、なかなかカップをオーバーするほど強気に打つことはできません。
 
つまり、もともとショートしやすい傾向があるわけで、そこにカップをバケツのように大きな穴でイメージして打つと、ターゲット意識がぼやけてしまい、結果的にショートやオーバー、さらには左右にもミスしやすい状況に陥るのです。
 
「バケツ」イメージは気軽に打つにはいいアイデアですが、それゆえに緊張感が希薄になり、ミスにつながりやすいのです。

パッティングにおいて、プロが一番嫌がることとは何でしょうか?
 
それはパットを打ち切れないことです。
 
届かなければ100%入りませんし、ショートした分の未知のラインが残ってしまいます。
 
オーバーしたら、返しのラインを確認できているわけですが、ショートしてしまうとそんな情報も得られません。
 
ショートはミスの中でも最悪の、「何もプラスがないミス」なのです。
 
パッティング

そのため、プロは総じて強気にパットします。といっても、何も考えず強く打っているわけではもちろんありません。
 
横田プロもロングパットの際には独自の工夫というか、イメージを持っています。

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カップ前の一本の芝を狙う 「寄せる」=「絶対ショートさせる」

横田プロの場合、パットの距離が長くなるほど、目標をより小さく設定します。
 
例えば15mを超えるロングパットを打つときは、カップのそばにある小さいものをターゲットに決めてイメージを鮮明にします。
 
ターゲットとしてよく使うのは1本の芝です。
 
カップの周りに芝が50本立っているとして、その中の「右から20本目の芝に当てる」というように、具体的に考えて打つのです。
 
横田プロの解説です。

もちろん、15mも先にある1本の芝を特定することはできませんが、「あそこにあるはずの1本の芝」を見定めて狙うことで、集中力は確実に高まります。
 
小さなターゲットに意識を集中することで、ロングパットも強く打てるようになります。
 
カップインの確率さえも高くなるのです。
 

横田プロはこの”1本の芝狙い”で、2004年ブリヂストンオープン最終日、18番ホールでなんと20mのイーグルパットを決めています。

20mのパットでも狙って入る。確率は低いけれどゼロではない。プロはそれを知っています。だから、どんなに長いパットでも簡単に諦めたりしません

「長いパットだから寄せよう」という考えは、当たり前ですが「入れよう」という意識とは違います。
 
そしてこれは、「寄せる」イコール「絶対ショートさせる」とも言い換えられます。
 
上でも書いたように、ショートは失敗の中でも最悪のものです。
 
それならば、今後は「寄せる」よりも「オーバーさせる」つもりで強気に打つべきではないでしょうか。
 
その際は、横田プロの「1本の芝狙い」を試してみてください。
 
「狙わなければ入りませんが、狙えば入ることがありますから」なのです。

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