ゴルフ好きの男の子アイアンで頭を動かさないメリットと心がけに続き、アイアン上達の必須テーマをまとめます。
 
平塚哲二プロ、松村道央プロ、芹沢信雄プロの解説です。

GOLF DIGEST (ゴルフダイジェスト) 2012年 12月号(Amazon)26~29ページを参考にしています。




必須テーマ3 プロの打点はいつも下から2本目

・フェースの真ん中で打とうとするとダフりしか出ない
 
・アマチュアがダフるのは、当てる場所を勘違いしているからというのも大きい
 
・スコアラインの下から2番目で当てるイメージが大事
 

 
・アイアンはフェースの下側でボールをとらえて、そこから下向きにフェースにくっつけるようにして打つとクリーンに当たる
 
・クリーンに当てると「カツーン!」と乾いた音がする
 
・「カスッ」という音はトゥの上側に、「ボコッ」という音はヒールのネックに当たっていることが多い
 
・ネックの重量の分、本当の芯はフェース左右の長さの真ん中からヒール寄りにある ここに当てるのがプロ
 
・体重を右に残すとダフり決定
 
・インパクト以降を手だけで押し込もうとすると、ヘッドが早く浮き上がって軽い球になる 右肩を胸と共にグッと飛球線方向に回して上体全体で押し込む
 
・ボールに当たった後、体と一緒に腕を回転していけば自然にフェースは返る 手で無理に返す必要はない
(平塚プロ)

松村道央プロはこうやって下から2本目に当ててます

・コツ1 フォローまで頭を残す
顔を早く上げると薄い当たりになる。当たってボールが飛び出すまで、元の位置を見続けるイメージ。
 
 
・コツ2 短く持つと打点が安定する
アイアンは飛ばすクラブではないので、長く持つメリットはひとつもない。ミート重視で必ず短めに握る。
 
 
・コツ3 バックスイングはしっかり体で上げる
上体をねじって、大きなエネルギーを作ってボールにぶつける。手だけだとどれだけ速く振っても厚い当たりにならない。

必須テーマ4 フィニッシュでクラブが垂直に立っているか?

・フィニッシュで体の正面に手が収まり、シャフトが垂直になるのはオンプレーンにクラブを振り抜けた証拠
 
・アイアンが真っすぐ飛ぶかどうかは、インパクトでフェースがスクエアかどうかで決まる
 
・左手の甲を目標に向けるとフェースも目標に向く そのためにはシャフトを立てて下ろしてくる必要がある
 
・対して、切り返しで左脇が空いてシャフトが寝た状態になると、左手甲が空を向く そのまま下ろすと、フェースは必ず開いて当たる
 
・シャフトを立てるのはフォロー側でも同様
 
・横振りの感覚が強いと左手甲が下を向き、ボールは左に曲がりやすい
 

芹沢信雄プロ「フィニッシュでクラブは垂直」を解説

・トップもフィニッシュでもシャフトは立つ
アドレス時のシャフトの角度に沿ってクラブを操作すると、スイングのどの時点でもシャフトは縦になる。
 
・肩は水平に回転する
アマチュアはヘッドを上から入れたくて右肩が前に出たり、ボールを上げようとして右肩が下がる。
 
・肩はなるべく水平に回す。
それに伴って手を下げていくとシャフトが立つ。
 
・最後は左手でシャフトをストンと落として収める
フィニッシュでは体の正面に手とクラブが収まるのが理想。最後にストンとクラブを落とせればOK
 
・ダウンスイングでもシャフトは立たせる
スイング中、クラブはアドレス時のシャフトの角度と平行な状態をずっと保つ。角度が変わるとボールに当たらない。