前ページパットの距離感の養い方「音」と「時間」では、横田真一プロが実践されている、パッティングの距離感養成法を紹介しました。
このコンテンツでは、横田プロがどんな練習でパッティングの距離感を磨いているかをまとめます。
かなりのロングパットでの練習なので、自宅で実践するのは難しいですが、コースの練習グリーンなどで試してみて下さい。
(このコンテンツは、横田プロの著書「プロゴルファーがやっているスコア作りのコツ!」40~50ページを参考にしています)
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音と時間で距離感を確立する 「2パット選手権」も
横田プロの場合、朝の練習グリーンではロングパットを多く打ちます。
というのも、横田プロによると
その日のグリーンがどれくらい転がるのかは、2~3メートル打ったくらいでは判断できません。長い距離を打たなければわからないのです。
練習の手順は以下のとおりです。
・ボールは3個を使う 距離は15mほど
・15mの距離を「カツン」など自分なりのインパクト音で打ち、どれくらい転がるか確かめる
・打ったボールを見ながら、頭の中で「1、2、3、4、5・・・」と、経過する時間も確認する
この作業を何度も行うことで、「カツン」という音で始まる5~6秒の映像とともに、体の中に距離感が作られていきます。
横田プロの解説です。
こうすると、音が耳に入り、転がる様子が映像として耳に入り、さらに転がる時間が体に入ってくるので、距離感というものが立体的に感じられるようになっていきます。
私はこれまで、こうした意識でパット練習したことは一度もありません。おそらく世のアマチァアゴルファーはほとんどがそうなのでは?
一度試してみる価値はあるのではないでしょうか。
この練習で、
「1打目で入らなかったら、2打目で必ずカップインさせる」
というノルマを作れば、ちょっと違う練習になります。横田プロは「2パット選手権」と呼んでいるそうです。
「3パットは絶対に打たない!」という緊張感を持って練習することで、コースでも15mを2打で沈めるのが”普通の感覚”になるのです。
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同行者のパットも距離感確立と判断の材料に ここでも音と時間
横田プロは、ラウンド中に同行者のパッティングを見て距離感を養うこともあります。
その際にも、音と時間を意識するのは鉄板です。
例えば10メートルの距離で「コツン」と打ち出された球が、カップを2mオーバーして止まるまでに5秒かかったとします。
これは、
上の15メートルの例と比べて”弱めの音”で打ち、同じくらい時間をかけて12m転がった
ことを意味します。
つまり同行者のパットの結果を勘案すると、「弱めに打ってもけっこう転がる」という判断材料が得られるわけです。
思ったよりもラインが下っている可能性がありますし、芝が順目なのかもしれません。
横田プロの場合、同行者のパッティングをチェックする際はラインの真横に立つようにしています。
そこで「コツン」というようなインパクト音を聞き、その音で打ち出された球がどこまで転がるのか、それを時間で感じるようにしています。
(中略)
人のパッティングを見るときに、こうした観点を持つと「感覚」に厚みが出てきます。
ただ眺めるのではなく、距離感の訓練にする。パッティングがうまくなるには、そうした意識が必要だと思います。
自分のバットじゃないからと、ボーッとしていてはダメなんですね。
いかがでしょうか?当サイトをご覧頂いているほとんどの一般ゴルファーにとって、目新しい情報だったのではないでしょうか?
効果的なパッティング練習法を探している方は、横田プロの方法も選択肢のひとつにしてみて下さい。