ゴルフのスイング解説で、「右足で蹴る」という表現が出てきます。
ゴルフにおけるこの動作を正しくイメージできるでしょうか?
一般的に「蹴る」というと、脚を前方に振り上げるイメージがありますが・・・。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2014年06月号(Amazon)94~95ページを参考にしています)
蹴る=踏み込む 藤田寛之プロ
雑誌ゴルフトゥデイを読んでいたら、「右足の蹴りってなに?」という記事がありました。この中で藤田寛之プロが「蹴り」について解説されています。
それを読んでみたら、以前体重移動をすると飛ばない?右かかとを踏みこむ動作で紹介した、「右足を踏みこむ動作」と同じだと気付きました。
どういうことかというと、ゴルフで使う「蹴り」は、一般に使われる「蹴り」のイメージとはかなり違うのです。
藤田プロによると、
ゴルフの蹴りは地面を右足で押す
ことです。
前方ではなく、横方向への動きを意識した力の入れ方ですね。
これはつまり、上のコンテンツで挙げた「踏み込む動作」と同じと解釈して構わないでしょう。
地面を押す動作によるメリットは
この押す(踏む)動作は、次のようなメリットを生んでくれます。
・インパクトで力を効率良くボールに伝える
・ボールを押すようなインパクトができる
この「蹴り」を実践するうえでは、注意点もあります。
それは
上体に力を入れないこと。
腕や肩などはリラックスしていないと、ダウンスイングで上半身から先に動いてしまいます。
下半身は止まったままでスイングすることになるので、
・体が伸びあがってしまう
・下半身に力を溜められなくなる
・右肩が前に出てクラブアウトサイドから下りる引っかけになる
といった弊害が出ます。
この点は、左の壁を作るために スイングで力を入れる筋肉はでも、「体の余分な箇所に力を入れない」として紹介しています。
藤田プロは、次のように語っています。
「よくスイングは下半身主導と言われますが、この右足の蹴りが象徴的な部分で、上半身に余計な力が入っていると、右足の蹴りは使えないんです」
下半身を安定させて、地面に踏ん張る形をアドレスで作り、重心を下にすることで地面を押せるようになるのだとか。
私は打ちっぱなしなどの練習では、「蹴り」あるいは「右足の踏み込み」はほとんど意識していません。
今後はできるだけ「蹴り」も意識するよう心がけてみます。
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