ロングパットの攻略に関しては、さまざまな考え方があります。
当サイトでもいくつか紹介していますが、必ずしも読んで頂いた方に合ったやり方とは限りません。
さらには、ある方が推奨しているやり方を、別の方が「やらないほうがよい」としているケースまであります。
このへんの考え方は難しいですが、パットは特に個性が出る技術です。
いくつか試してみて、自分に合うやり方を身につけるのが上達の近道ではないでしょうか。
このコンテンツでは、藤田寛之プロの著書「ゴルフには上手くなる『順番』がある」(160~161ページ)を参考に、ロングパットにおける藤田プロの考え方を紹介します。
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コツ「大きな円をイメージ」とスタート前練習
まずはいかにプロといえども、10mを超えるパットはやはり難しいようです。
10メートル以上のロングパットは、プロゴルファーでも、一発で沈めることは困難です。
アマチュアゴルファーは、長いパットでも無謀にもカップインを狙って、その結果寄らず、入らずの3パットというパターンでスコアを崩す人が多いようです。
ゴルファーにとって3パットは”タブー”と化していますが、それでもやってしまうもの。
と同時に、解消できればスコア改善の近道でもあるのが3パットです。
それでは藤田プロはロングパットを打つ際どんなことを意識しているのでしょうか。
実戦ラウンドでは、カップを中心にした「半径1メートル」=「直径2メートル」の大きな円をイメージします。
「直径2メートル内にボールを止めればいい」と考えると、気持ちがだいぶ楽になるはずです。
上体を起こして、ボールから円までのラインを見ながら、素振りを繰り返すとストロークの振り幅も決まってきます。
これは「バケツをイメージ」など似た考え方がいくつかありますが、「このやり方はおすすめしない」とする主張もあるようです。
しかし藤田プロはこのイメージで実績を残しているのは事実であり、ロングパットが苦手なら試してみる価値はあります。
このイメージと関連して、藤田プロはスタート前練習をこのような方針で行います。
スタート前の練習グリーンでは、10メートルくらいの距離を念入りに打っておくことです。
いつもプレーしているゴルフコースでも、その日の天候や芝の刈り具合で、ボールの転がりは微妙に変わるからです。
この距離の練習は、カップインが目的ではなく、タッチを合わせるというテーマでストロークしてください。
藤田プロは、スタート前には「10mくらいの距離は必ず練習しておくべき」とされています。
長距離のパットは練習する機会が少ないもの。
ラウンドでのロングパットのイメージとともに、藤田プロのやり方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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