前のページで、藤田寛之プロのロングパットでの考え方を紹介しました。
前ページ 藤田寛之プロ ロングパット打ち方のコツ 大きな円をイメージ
ロングパットでは、直径2メートルの円内を狙いました。
これを達成したら、次は1メートル以内のショートパットです。
このコンテンツでは、藤田プロの著書「ゴルフには上手くなる『順番』がある」(158~163ページ)を参考に、ショートパットにおける藤田プロの考え方を紹介します。
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スパットの設定やヘッドアップ防止法・ボール位置
藤田プロの場合、パットでは”スパット”を設定します。
スパットはボウリングでも使われている”目印”で、自分がイメージしたライン上に決める「仮の目標」です。
スパットを決めたらアドレスです。
アドレスでラインやカップに対して、パターヘッドを真っすぐスクエアに合わせやすいように、ボールのすぐ先にスパットを設定し、両目をラインと平行にして構え、スパットの上にボールを通過させることだけに集中します。
そしてパットにありがちな”アレ”を防ぐための工夫があります。
ショートパットは、距離が長くなるほど、カップが視野に入るため、本能的に結果が気になり、「ヘッドアップ」してしまいます。
それを防止するために、ラインと平行にした両目の位置をカップインするまで変えないようにし、カップインの音を「左耳」で聞くようにするといいでしょう。
ここで、藤田プロのショートパットにおける心がけを紹介しておきます。
ロングパットは方向性より距離感ですが、ショートパットは方向性が命。
カップまでの距離に合わせようとすると、インパクトが弱くなり、カップ手前で止まったり、芝目に負けたりします。
必ずカップに届かせる気持ちで、少し強めに打つことです。
ちなみに藤田プロはフェードヒッターなので、グリーン上でもスライスラインのほうがストロークしやすく、好みなのだそうです。
通常のショットのように、目標を左に設定して、そこに打ち出す感覚が同じなのです。
この「好み」から、パットでのボールの置き方をこのように工夫しています。
私はスライスラインでは、ボールを少し左に置いて、右へ押し出さないようにしています。
反対にフックラインでは、少し右寄りにボールを置いて、左に引っ掛けるミスをしないように注意しています。
パットには個性が出やすいですが
・スパットを設定し、その上を通す
・左耳で音を聞いてヘッドアップ防止
・ボール位置
あたりはとりあえず試してみる価値はあるのではないでしょうか。
藤田プロのやり方を参考にしてみて下さい。