このコンテンツで紹介するトピックは、当サイトでこれまであまり言及していません。
それは風です。
いうまでもありませんが、風はプレーに大きく影響します。
藤田寛之プロの著書「ゴルフには上手くなる『順番』がある」に、風の読み方解説がありました。
これまた「なるほど!」な内容で、コース上で役に立ちそうなので一部を抜粋して紹介します。
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- ゴルフには上手くなる「順番」がある
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ボールの落ち際の風をチェック その理由と見るもの
さてボールを打とうという時、打つ場所の風を意識することが多いのではないでしょうか?
確かに打つ場所の風も考える必要はありますし、打つ場所とグリーン付近の風向きが同じであれば問題ありません。
しかし、例えば打つ場所がフォロー、グリーン付近がアゲインストというケースではどうでしょうか?
こういう場合、藤田プロは落ち際のグリーン付近の風を意識します。というのも、落ち際ではボールの勢いがなくなり、風の影響を受けやすいからです。
それならピンフラッグのなびく方向をチェックすればOK、と考えてしまいますが、林に囲まれているコースは風が回っていることも多く、フラッグのなびく方向とグリーン付近や上空の風向きが必ずしも一致しているとは限りません。
それでは藤田プロは風をどのように読んでいるのでしょうか?
本から一部を抜粋します。
風の判断に迷いが生じたら、空を見上げてみましょう。雲があれば、雲の流れで判断できます。
雲がなければ、そのホールでいちばん高い場所に吹いている風をチェックします。例えば、ホールのいちばん高い木の揺れ方をチェックするのです。
その木とピンフラッグの揺れが同じ方向であれば、フラッグの風向きが正しいでしょう。
しかし、木とフラッグの風向きが違う場合は、グリーンが周囲の丘や林に囲まれているため、風が回っています。
風が回っている場合は、落ち際にどちら向きの風の影響がより大きいかを考えて打ちます。
その際、コースの風向きはスマホでも確認できますが、キャディーさんに聞くのが最も確実ではないでしょうか。
(やや話がそれますが)昨今はセルフプレーする方が増えており、キャディさんがいないクラブもあるようです。それでも機会があれば一度はキャディさんとラウンドすると攻略がとてもスムーズになります。
風向きだけでなく、距離やバンカーの位置、芝目、ラインの読み方などのアドバイスをキャディさんからもらえれば、それだけで何打か少なくなると言っても過言ではありません。
上で紹介した風の読み方をコースで意識して、実際どうなっているか、さらには風の読み方そのものをキャディさんに聞く、といったことを積み重ねていけば風を見る目も養われるでしょう。
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