ランニングアプローチではどのクラブをお使いでしょうか?
好みの問題とも言えそうですが、大本研太郎コーチは9Iを推奨されています。
雑誌「GOLF TODAY」の記事を参考に、その理由などを紹介します。
(このコンテンツは「GOLF TODAY」2021年12月号110ページを参考にしています)
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9Iで転がせば安定してランが出る
「転がしのアプローチが苦手です」という質問に対し、大本コーチは「9番アイアンでのランニングを使いましょう」と回答されています。
その理由は、単純にショットが安定するからです。
ウェッジで低い球を打って転がす方法もあるが、それならアイアンを使ってアプローチするほうが簡単。
ソールが刺さりにくく、低い打ち出しで安定したランが出る。
難しいと感じるなら、まずはキャリーとランの比率の把握から始めましょう。
転がしのアプローチがやさしいとはよく言われることですが、意外と使いこなしているゴルファーは少ないようです。
難しいのは、どのくらい転がるのか把握できていないことも要因でしょう。
目安となるのは、最近のアマチュア向けアイアンの9番でキャリー4に対してランが6。
ライが平らか少しの上りなら、概ねこの比率になります。
「9番」としていますが、上の比率を出すことを優先するので、9番でないケースもあります。
現代のアイアンセットはロフト角が様々なので、9番にこだわらず、このキャリーとランの比率となる番手を選びます。
使っているアイアンのロフト角によっても違うので練習場で試してみて、この割合になる番手を使いましょう。
あくまで目安ですがキャリーとランの割合をまとめます。
SWは7:3
PWは5:5
9Iは4:6
転がすアプローチのメリットを再確認
転がすアプローチのメリットを改めてどうぞ。
グリーンに転がせるスペースがあれば、転がしのほうがリスクが少なく、傾斜を把握しやすいメリットがあります。
また2段グリーンの上にピンがあるときなど、キャリーでピンが狙えない状況のときは、下の段から転がす作戦が有効な場面は多いのです。
ウェッジに比べると、アイアンのほうが地面に刺さりにくく、コンタクトも安定する特徴があります。
ぜひ積極的に試していただきたいですね。
現在のランニングアプローチに何かしら不満があるなら、9Iの使用も試してみてはいかがでしょうか。
まずは練習場でキャリーとランがどれくらいかをチェックしてみましょう。