「ツアープロが明かす ゴルフ上達メソッド108ヶ条」で、竹本直哉プロがパットで頭を動かさないコツを指摘されています。
練習で実践できる独特のやり方と、地味ながらも効果の高い方法の二つです。
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ツアープロが明かすゴルフ上達メソッド108ヶ条
同書の144~147ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になります!)
パットの際に右を向く 頭・肩の動きによるミス防止に
実は竹本プロにもショートパットのミスが続く時期がありました。
試合中に1メートルほどのスライスラインのショートパットを外し続けて悩んだことがあります。
オフはその原因追求と解決策に取り組み、ようやくわかったことがあります。
(中略)
当たり前の話ですが、ヘッドアップしたり、右肩が前に出たりした時に外していたのです。
「そんなアマチュアみたいなミスが原因か?」と思われる読者もいるでしょう。でも、ツアープロも人の子ですから、アマ同様のミスをするケースは多々あるのです。
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竹本プロは大胆な解決策を考案します。
「頭を動かさずにストロークすればいい」という解決策を思い浮かべる読者もいるかも知れませんが、僕はもっと大胆な矯正ドリルをオフシーズン中ずっと行いました。
それはインパクト直前からパットラインに沿って顔をカップと反対方向へ、つまり顔を右に向けてストロークしたのです。
このやり方には複数のメリットがあります。
顔をパットライン上をなぞるようにカップと逆方向へ向ければ、ボールの転がりを追いかけることもなく、ヘッドアップ防止にも役立つ。
しかもストローク中の手の可動域も長くなり、フォロースルーでパターヘッドを低く長く打ち出せる効果もあるのです。
ショートパットではアドレスした際、視界にカップが入ってボールの転がりを見ることもできます。
それをあえて見ないように顔をカップと逆方向に向けてストロークし続けたことで、試合でのパット数は激減しました。
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とはいえ、誰かとラウンドする際、パットのたびに顔を逆方向に向けると「ヘンな人」と思われかねません。
練習で実践して感覚をつかむ分には問題ないですが。
そこで竹本プロはさらに考えます。
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「ボール一個先の目印を通過するかよく見る」は頭の位置キープに効果大!
竹本プロが考えた方法はこちら。
試行錯誤の末に考えついたのが、ショット同様に、パットでもボールの打ち出しを安定させ、そして狙った方向にボールを打ちだせたかをしっかり確認するという方法です。
一般的には、パッティングはライン上にスパット(目印)を定めて、そこに向かってボールを打ちだせといわれる。
でも僕はボール後方にパターヘッドをセットしたら、ボールのちょうど一個先の地点をちゃんとボールが通過するかどうかを注視してみたのです。
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地味といえば地味な心がけですが、効果は抜群です。
「そんなことで頭や体、ストロークのブレが収まる?」と思われて当然でしょう。
しかし、意外にもというより、予想をはるかに超えた効果が得られたのです。
ボール一個分先の目印をボールが通過するのを見ようとすればするほど、頭はもちろん、顔もアドレス位置にキープできる。
僕のイメージですが、左目でインパクト直後のヘッドの軌道やボールの打ち出しを見るようになったのです。
このやり方はパットの長短に関わらず効果的です。
ロングパットだろうと、ショートパットだろうと、パットラインから外れたのでは目標地点に運べません。
特にショートパットでは、距離感を誤るよりも打ち出し方向のズレがそのままミスパットに直結します。
カップが視界に入ってくれば来るほどカップインするかどうかの結果が気になり、頭や体が無駄な動きをしやすい。
しかし、ボール一個分先の目印をボールが通過するかを見る方法は効果絶大。
ショートパットはもちろん、ロングパットでもミスパットを激減させてくれます。ぜひ試してください。
「どうしても頭が動いてしまう」「短いパットのミスが多い」という方は、竹本プロのやり方を参考にしてみて下さい。
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