ゴルフをやっていて、ショートパットを外すほど悔しいことはありませんよね?
「これはもらった!」と確信する距離を失敗すると、愕然とするものです。
そのミスがトラウマになり、短いパットに苦手意識を持ってしまうこともあります。
ショートパットのミスはゴルファーなら誰でも経験しますし、私は今後も間違いなく経験します。
ミスはあるにしても、その後苦手意識からショートパットが入らなくなる、打てなくなるといった事態は避けたいもの。
そのための考え方のコツを、雑誌「Golf Today」で北野正之プロが解説されていました。
ポイントをまとめて以下に紹介します。
(雑誌「Golf Today」2020年8月号115ページを参考にしています)
「やってもOK」な失敗を決めておく
ショートパットでは「入れて当然」「これは入る」という意識が誰にも生まれます。
しかしこれは考えようによってはプレッシャーにもなり得ます。
北野プロの解説です。
突然ショートパットが打てなくなるというのは、自分への期待値がとても高いからでしょうね。
そして必死の思いで打ったパットを外すと、「こんなはずじゃなかった」と大きく失望してしまうわけです。
メンタルに負荷がかかるわけで、負荷が大きくなると普段通りのスイングができないなどプレーに悪い影響を及ぼし始めます。
つまり、このメンタルへの負荷をできるだけ軽くできれば、ミスも少なくなるわけです。
そのために北野プロはこのような考え方を提案されています。
「やってもいい失敗」を先に決めておきましょうという答えがベストだと思います。
たとえばスライスラインを打つときはカップの右に抜けてはノーチャンスだから、「カップの右に抜けるのはダメ、左に抜けるのはOK」という具合です。
それを「右もダメ、左もダメ」となると、どっちつかずになって打てなくなる。そんな心理状態が技術的なミスを引き起こしてしまうのです。
こういう考え方って、意外と盲点ではありませんか?
「ミスは許されない」と「このミスならOK」では、どちらがプレッシャーが少ないかは言うまでもないでしょう。
もちろん、最初からミスするつもりで打つわけではありませんが、短いパットに苦手意識がある、もしくは打てないほどメンタルに負荷を感じているなら、こういう考え方も選択肢になるはずです。
北野プロもこのように解説されています。
スライスラインはカップの左側に打ちさえすれば、曲がれば入りやすい。ミスの幅が広いわけです。
「左に抜けてもいい」と思えば案外しっかり打てますし、「許せるミス」を決めて打つことで、結果的にカップインする要素が増えることになります。
この考え方はショートパットに限らず、ゴルフ全般に応用できるようです。
北野プロも別の例を紹介されています。
フェアウェイ右サイドがOBのホールも同様です。
「フェアウェイの真ん中を狙って真っすぐ打とう」では何の対策もとれていません。
「左サイドならどこでもOK」とか「右に行きにくいように7番ウッドで打とう」などと危険への対策を取ることが大事。
「失敗を恐れる=危機管理能力が高い」のです。
苦手意識があるショットでの失敗って、他のミスよりも精神的ダメージが大きいですよね。
といってもラウンドしていれば、苦手と感じるショットを打つ場面はありますし、打たないと上手くなれません。
バンカーショットやフェアウェイウッド、斜面でのショットなど、苦手意識がある場面では北野プロの考え方を適用してみてはいかがでしょうか。
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