当サイトユーザーの皆様は、
フェアウェイウッド(FW)とユーティリティ(UT)のセッティング
はどのように選択されているのでしょうか?
「とりあえず2本ずつ(管理人はこれです)」
「好きなプロが使っていて、良さそうなモデル」
といったケースも意外と多いのではありませんか?
お恥ずかしい話ですが、管理人はFWとUTを選ぶ基準がかなりあやふやでした。
ゴルファーのスイング特性によって、両者に向き・不向きがあることも知らなかったのです。
雑誌GOLF TODAY (ゴルフトゥデイ) 2017年 月号(Amazon)に、「FW&UTセッティングガイド」という記事がありました。
この中で、クラブデザイナーの宮城裕治氏と橋本潜ティーチングプロのお二人が、クラブの選び方などを解説されています。
以下に概要を紹介します。
合わないクラブの弊害とFWとUTの違い
ゴルフクラブは、飛距離を打ち分けるため、パター以外の13本は以下のようなセッティングが一般的です。
1W 3W ○○○○ 6I 7I 8I 9I PW AW SW
ここで問題になるのは、上の○で示した4本です。この4本は、飛距離の違いを考慮して自分で組み合わせます。
FWとUTはいずれも多種多様なクラブがあるため、選択に迷ってしまいます。結果的に、「何となく」4本を選んでしまうゴルファーも少なくありません。
それで不満を感じなければ問題ないのですが、その選択がゴルファーに合っていない場合・・・
・球が上がりきらずにキャリーが出ない
・球が上がりすぎて飛ばない
・大フックでセカンドOB
・プッシュアウトでセカンドOB
・球がつかまらない
・・・といったミスを招きやすくなってしまうのです。
正しく選択するためには、この二種類のクラブの違いを認識する必要があります。
ここで、再確認も兼ねてFWとUTの違いをまとめます。
・ヘッド幅が広く、重心深度が深い
・スピンは多め
・高弾道で止まる
・スピン量が少ない人向き
・払い打ちスイングの人向き
UT
・ヘッド幅が狭く、重心深度が浅い
・スピンは少なめ
・中弾道で転がる
・スピン量が多い人向き
・打ち込みスイングの人向き
ゴルフ・トゥデイの記事では、ロフト角21度の7WとUTでショットした場合のデータが比較されています。
バックスピンの単位はr.p.m.で、高さ、キャリー、飛距離の単位は全てヤードです。
打出し角 | バックスピン | 高さ | |
---|---|---|---|
7W | 16.5度 | 5027 | 38.3 |
UT | 15.3度 | 4709 | 32.9 |
キャリー | 飛距離 | |
---|---|---|
7W | 202.5 | 206.8 |
UT | 193.4 | 198.0 |
同じロフトでもUTのほうが打ち出しが低くキャリーが少ないので、約10ヤード飛距離が落ちます。
次のページでは、スイングのタイプ(「払い」と「打ち込み」)とFW、UTの適正を紹介します。
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