「苦手なクラブは何ですか?」とアンケートをとると、「3番ウッド(FW)」と答えるゴルファーが最も多いのではないでしょうか?
実は管理人もそのひとりで、いまだに自信を持って打てません。かといって積極的に練習するわけではないので上達しないまま。
しかしこれでは、自分のスイングの欠点がいつまでも明らかになりません。
そればかりか「3Wは不要」なんて意見もチラホラ目にします。
しかし3Wはけっこう使える(使うべき)クラブのようです。
というのも、宮里藍プロは、「3番ウッドはスイングの欠点が分かりやすいので練習に効果的」と考えているそうです。
これは、雑誌「ALBA」の2015年11月12日号に、「3番ウッドを使って軸ブレを直す」という記事で紹介されていました。
「3Wではミスが顕著に出る。だからこそ3Wで練習し、苦手を克服すると芯で打てるようになる近道になる」わけです。
宮里プロは、3Wのスイングについて次のように考えています。
「アマチュの人はFWは『払う』イメージの人が多いのかなと。そのイメージだと、どうしてもあおり打ちになりやすい。ティアップしていない分、ダフリが多くでます。
私は3Wはダウンブローに打つイメージ。そうすると、左にしっかり踏み込んでいけるので、軸ブレしないで打てます」
宮里プロのFWスイングにおいて目立つ特徴のひとつは、膝の動きではないでしょうか。
膝を寄せる「フットワーク」を上手く使い、打ち込むイメージでスイングするので、あおり打ちにはなりません。
ただし、「寄せる」といっても、膝の高さはかわらず、頭も動きません。
フットワークを使ったスイングについて、宮里プロの解説です。
「フットワークを使う方が、軸がブレずにしっかり捻転できます。テークバックでは左ヒザを右ヒザに。ダウンスイングからは右ヒザを左ヒザに寄せます。
ヒザが前に出ないように気をつけてください」
正直言って、私もFWは「払う」イメージがありました。そのほうが理に適ってる気がして・・・。
しかしそれではイマイチなままなので、以後は宮里プロの「打ち込むイメージ」も意識してみるつもりです。膝の動きも実践してみます。
宮里プロには「飛ばし屋」というイメージはありません。
しかし、宮里プロはFWの精度が抜群です。ティーショットを飛ばせなくても、2打目以降である程度距離が稼げて、しかも精度も高いとなれば、これはスコアメイクにおいて何の問題もありません。
このコンテンツはALBA TROSS-VIEW (アルバトロス・ビュー) 2015年11/12号(Amazon)32~33ページを参考にしました。