ある程度年齢を重ねてくると、誰でも筋力が落ちます。
飛距離も低下するため、対策として筋トレを実践するゴルファーは多いようです。
「トシをとってスコアをどう維持するか」については、筋トレの他にもショートゲームの技術を磨くという考え方もあります。
71歳でエージシュートを達成した岡村徹さんの著書「飛ばなくても90を切るすごいゴルフ術」に、その有効性が紹介されていました。
岡村さんがオーストラリアで指導を受けた、ローレンス・モンタギューコーチがショートゲームの大切さを解説されているのです。
同書の16~19ページから一部抜粋しています。
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年齢を重ねる→筋トレよりもショートゲームが大事
トシをとると、誰でも飛距離が落ちます。
飛距離の低下はわかりやすく、他のゴルファーとの比較もあり、本人は少なからずショックを受けるもの。
岡村さんも筋トレを始めていましたが、それに対してモンタギューコーチは疑問を呈しています。
ヘイ、オカムラ、ゴルフ上手くなりたいなら、スコアアップしたいなら、大事なのは絶対にショートゲームだ。
61歳のキミが毎日トレーニングして体力強化して、毎日いっぱいボールを打って、さらに飛ぶというドライバーを買って、はたして今より20ヤード飛距離は伸びるのか。
さらに今より飛ばそうというメンタル下で、今と同様のフェアウェイキープ率を残せるのか。
僕はとても難しいことだと考えている。
つまりこの考え方はあまり実戦的じゃないってことだ。
飛ばせるようになるのは良いことですが、もちろんそれだけではダメで、精度が伴わなくてはいけません。
「確かに飛ぶようになったが、以前は無かったOBが出るようになった」ではダメなのです。
そこで出てくるのが”ショートゲームを磨く”という考え方です。
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ショートゲームのミスを無くして「可能な限りパーを取れるようになる」
ここでモンタギューコーチはパーオン率に言及します。
パーオン率とは各ホールの規定打数より2打少ない打数でグリーンにのせる確率のことです。
プロの場合平均パーオン率は50~60%、一般ゴルファーなら30%ほどです。
これを踏まえてモンタギューコーチの解説をどうぞ。
私が考えるベターなプランは30%前後のパーオン率でもパーセーブしていくためのショートゲームの向上だよ。
ショートゲームのスキルアップだっで簡単だと言うつもりはないよ。
でもドライバーの飛距離を20ヤード伸ばすことと比較すれば答えは明白だ。
確かに、ショートゲームでのミスでスコアを崩すことは多いもの。
そうしたミスを少なくするだけでスコアアップにつながるのは明白です。
パーオンできなかった12ホールのうち半分の6ホールでパーセーブしたとしよう。
ダブルボギーを打たないという前提の上だがスコアは6オーバーだ。
78だったら立派なシングルプレーヤーだよ。
パーオンできなかったホールでそのうちの半分パーを取る。
そのためのショートゲームを磨くことこそ実戦的なゴルフの練習であり目標だよ。
当サイトとしては 筋トレ・ショートゲーム改善両立で
正直言いまして、一般ゴルファーにとってはパーを取り続けることも難しいものです。
モンタギューコーチも指摘しているように、ショートゲームの技術向上は簡単ではありません。
しかし練習すれば年齢にあまり左右されず上達できるのも確かです。
そして当サイトとしては、年齢を重ねてからの筋トレはとても有効だと考えています。
メニューによっては自宅でも実践できますし、体力・筋力があることは全ての活動の源泉ですからね。
必ずしも飛距離キープが目的ではなくとも、健康と生活の質を維持するのにも効果的です。これはゴルフのプレーにも必ず貢献してくれます。
このへんは考え方次第であり、自分に向いている方を優先するという方針でもOKでしょう。
「どちらも意識していない」という方は、とりあえずどちらかでも実践してみてはいかがでしょうか。
トシをとってからでもスコアに貢献してくれるはずです。
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