石川遼選手は2016年2月、腰を傷めて長期離脱を強いられました。
この件について、雑誌「週刊ポスト」に記事がありました。
一部を抜粋して紹介します。
(このコンテンツは週刊ポスト2016年12/2号(Amazon)149~153ページを参考にしています)
重くしたシャフトが腰痛の原因か
腰痛の原因は特定できていませんが、以前よりシャフトを重くしたドライバーではないかと考えられています。
故障前の昨年(2015年)10月、ドライバーのシャフトを30グラム重い90グラムに替えてからショットの調子がよくなり4か月ほど使いました。
重いクラブにしたことが腰痛の原因かどうかはわかりませんが、痛みが出た当初は1か月ぐらいで復帰するつもりでした。
ところが、骨の周辺が炎症を起こし、痛みが完全に取れるまでに半年近くかかったこともあって、いろいろ試してクラブの重さを元に戻しました。
これほど長い期間打たなかったことはないので、自分の体でないような気分でした。
この間、石川選手は体の構造や仕組みについて勉強を重ねます。
その結果、フィジカルコンディションの維持に対する考えも変わっているようです。
少しでも体に異変を感じたら、根本的な原因を探るようになりました。
万全の体調で試合に臨むことを常に心がけて、1球打つたびに一喜一憂するのではなく、自分の基礎となる部分を高める練習に重点を置いています。
それから石川選手は、日本オープンの前であっても”ノースイング”の日をとるなど、異例とも言える調整法を実践するようになりました。
石川選手は、マシンを使ったウエイトトレーニングは行いません。鉄棒の懸垂など、自重を利用したトレーニング後に10球打つ、といったメニューを繰り返して自分の身体の動きに適した筋肉をつけています。
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ジュニア選手へのアドバイス「スコアにはこだわらない」
ちなみに石川選手は、ジュニア選手には「スコアにこだわるな」とアドバイスします。
スコアのことを考えないと、ショットは優しくなるものです。逆に、スコアを考えると、全てのショットがスコアに縛られてしまう。
スコアにこだわるのは、ゴルフのレベルが伸びてからで遅くありません。
まずはゴルフの楽しさを知るべき、ということではないでしょうか。