このサイトでは、「力み」に関するコンテンツをいくつか作成しています。
「力まない」とは、ただ力を抜けばいいだけなので簡単なように思えますが、実はこれが意外とできないものです。
「力まないコツ」に関しては、似通った記事を以前も書いていますが、各ゴルファーに合う方法を選んでもらう、という意味で、このコンテンツでも力の抜き方について紹介します。
力を抜くためにあえて一部に力を入れる
ショット前の素振りでは力も抜けて、軽やかで実にイイ感じなのに、
いざアドレスに入った瞬間、どこかにガチッと力が入ることはないでしょうか?
(管理人にはあります・・・)
しかもそれは、本人は気づいていません。ショットした後に「あっ!」と気付くのです。
無意識のうちにやってしまうため、力みをとるのは意外と困難です。
雑誌GOLF TODAY 2014年 05月号(Amazon)86~87ページに、金田久美子プロの力みをとるコツについての記事がありました。
金田プロのコツをまとめます。
左手の中指 薬指 小指の三本でしっかり握る
手のひらでなく、グリップの指の関節に引っかける「フィンガーグリップ」でギュッと握ります。
小指第一関節から中指第二関節にグリップを斜めに当てましょう。
左手三本指で握る、その他のコツをまとめます。
手首が伸びているのはグリップに力が入っている証拠
・左手親指と人差し指はゆるめない
ここがゆるむと腕に力が入る
・クラブを下から支えるように持つ
・肩甲骨を開き背中を横に伸ばす
背中を丸め気味にするとグリップを低い位置で作れるので左手三本指グリップが作りやすくなる
金田プロの「左手三本指グリップ」は青木プロも主張されています。
胸の前でグリップしてからソール
アドレスの際には、胸の高さに手を上げ、体の正面にクラブを置いてから前傾姿勢に。
これにより左脇が締まり、体の力が抜けているかどうかも確認できる。
左手のV字が右肩を指す
三本指でしっかりグリップしたら、親指と人差し指でできるV字が右肩を指しているかを確認する。
右肩を指していれば、余分な力が抜けて、左脇も締まる。
上体の力みを抜こうと意識しすぎて、逆にインパクトでギュッと力が入ってしまうのは一般ゴルファーによくあるミスです。
金田プロによると、「実は全身から力を抜こうとするほど力みやすい」ため、体の一点(左手中指、薬指、小指)だけをわざと力ませるのです。
この三本指に力を入れると、左脇がキュッと締まり、スイング軌道が安定します。
左脇を締める件については、石井忍コーチも「左脇は力んでもよい」と主張されています
練習およびコース場で実践してみてください。