「ゴルフはメンタルのスポーツ」と呼ばれますが、フィジカルも大事なのはいうまでもありません。
有名プロのトレーニングや身体バランスについて紹介します。
片山晋呉プロの左打ちは、フルセット揃えるのは難しいとしても、中古のウェッジあたりを一本購入して素振りをするだけでも違うのではないでしょうか。
杉原輝雄プロの筋トレメニュー 加圧トレも
ゴルフ界のドンと呼ばれる杉原輝雄プロ。
猛トレーニングで有名です。
07年1月現在で69歳の杉原プロが行っているトレーニングは、
毎日腹筋300回、背筋60回を3セット
週に2回以上、6kgと15kgの負荷をかけてスクワット
といったもの。
さらに、96年から始めた加圧式トレーニングのレベルは240です。(コンテンツ作成当時)
これはプロレスラーでもいきなりやるとキツいくらいのレベルだそうです。
今シーズン(07年)の杉原プロは、エージシュート(ゴルフの1ラウンドを自分の年齢と同じ打数かそれ以下で回ること)を目標にしています。
※追記
「日本プロゴルフ界のドン」と呼ばれた杉原輝雄プロが、2011年12月28日に前立腺がんで逝去されました。
杉原プロは現役を続けるために手術を拒否し、投薬による治療を選択されました。
練習熱心で、新しいものを積極的にとりいれていた杉原プロは、1996年5月から加圧トレーニングにも取り組んでいます。
この加圧トレ開始当初、58歳だった杉原プロの肉体は「70代」と評価されていましたが、トレーニング後は「30代」にまで蘇ったそうです。
杉原プロが行った加圧トレーニングの負荷やメニューを紹介します。
■開始時点のメニューはアームリバース20回 アームカール10回 レッグエクステンション負荷9kgで40回 レッグカールが負荷7kgで22回
■加圧ベルトを巻いてスイング練習 トレーニング開始時のヘッドスピードは秒速43mだったが、ピーク時には50mにまで上昇
■トレーニングは週一回
■トレーニング後、腕回りが5cm 大腿は7cm太くなる
この記事は「加圧トレーニングの奇跡」76~79ページを参考にしました。
杉原プロのご冥福をお祈りします。
片山晋呉選手は左打ちでも練習
片山晋呉プロは左打ちの練習を積極的に行います。
左用のクラブもフルセット(14本)所有しており、左用でラウンドしても80台で回るそうです。
ツアーでも左用の7I を持ち歩いており、スタート前の練習でも左打ちを行います。
ラウンド中は左用クラブをバッグに入れることはできないので、プレーの合間に左打ちの素振りをまめにやるそうです。
ゴルフでは一般的に利き腕側だけでスイングを繰り返します。
すると左右の筋肉のバランスが崩れ、身体にゆがみが生じて思わぬ体調不良を引き起こすことがあります。
片山プロはそういったゆがみを防止するために左打ちを行っているのです。
体のゆがみを防止すると同時に、左打ちには「余分な力が入らない分、ムダな動きが制御できてスイングがきれいになる」という、もうひとつの利点があります。
その時のイメージで右打ちを行うことができれば、フォームの改善にもつながるわけです。
レフティのクラブをそろえるのは無理だとしても、時には気分転換の意味もこめて左打ちの素振りをやってみてはいかがでしょうか。
思わぬ発見があるかもしれませんよ。