当サイトユーザーの皆様に伺います。
最も苦手なショットは何でしょうか?
アンケートを取ったわけではありませんが、かなり多くの方がバンカーショットと答えたのではないでしょうか。
管理人も苦手です。
「バンカーショットは難しい」という意識を持つゴルファーは少なくないはずです。
しかし藤田寛之プロは違う意見をお持ちです。
私が思うに、バンカーショットはショットの中でも一番やさしいショットです。
スピンがかからないラフからのアプローチは距離感が出ません。それに比べるとバンカーショットはスピンがよく効きますから、カップ周りの条件次第ではピンをデッドに狙っていけます。
「ショートゲームには上手くなる『順番』がある」174ページ
これはどういうことなのでしょうか?
藤田プロの著書「ショートゲームには上手くなる『順番』がある」174~179ページを参考に、ポイントをまとめます。
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バンカーショットに苦手意識を持つ理由 克服するには
「易しい」と言われても、やっぱり苦手意識はありますよね?
藤田プロによると、その理由は2つあるようです。
「バンカーが苦手」というアマチュアの方が多い理由は2つ。
ひとつは「練習をしていない」=「慣れていない」から。もうひとつは「特別なショットと考えている」からです。
前者については機会を見つけてやるしかありませんが、後者は考え方で変わります。
具体的に、どのように考え方を変えるのでしょうか?
まず私は基本的に「バンカーショットは特殊」という意識があります。(おそらく多くの一般ゴルファーも同じでは?)
砂から打つ点を考えれば、特殊であることは事実と思うのですが、藤田プロはこのように指摘されています。
まずは「バンカーショットは特別なもの」という意識を捨ててください。
コツを覚えて少し練習すれば、誰でも簡単に脱出できるようになります。
上達のためには「特別ではない」と考え方を変えなくてはいけないようです。
藤田プロによると、バンカーショットはこういうものです。
ガードバンカーからピンに寄せるショットは、ゴルフで唯一ボールを打たないショットです。
ボールの手前の砂を打ち、砂が飛ぶ勢いに乗せてボールを押し出す。
ですから、ボール手前の砂をしっかり打ち抜くことが脱出の条件になります。
藤田プロはバンカーショットのポイントを2つ挙げています。
ボールではなく砂をしっかり打つことが大事
ボールの手前にヘッドを落とすと砂が飛ぶ勢いに乗ってボールが飛ぶ
これらをふまえた上で、アドレスです。
藤田プロのバンカーショット アドレス
バンカーショットの打ち方については当サイトでも他の多くの媒体でも紹介されています。
なのでここでは藤田プロのアドレスの解説だけをまとめます。
バンカーショットと普通のアプローチショットに違いがあるとすれば「アドレス」です。
柔らかい砂の上にボールがあるバンカーでは、ロフトを立ててインパクトに向かうと、リーディングエッジが砂に刺さってしまいます。
これでは砂が前に飛びませんから、フェースを開きます。
フェースを開くとボールだけをクリーンに拾うように打つイメージを持つ人が多いですが、そんな神業みたいなことはプロでもできません。
フェースの開き方にはひとつ注意することがあります。
スクエアな状態からフェースを開き、開いた状態でグリップしなくてはいけません。グリップしてからフェースを開くのはNGです。
フェースを開くことにより、フェース面はターゲットの右を向きます。
そのまま打ったら右に飛びますから、体全体を反時計回りに動かして左を向き、フェースをターゲットに向けます。
つまり、オープンスタンスにするわけです。
ボールではなく、ボールの手前の砂を打ちますから、ボールの位置は通常のアプローチショットより2~3個ぶん左。
最後に左足に多めに体重を乗せればアドレスは完成です。
正直言いまして、こうした藤田プロの解説を読んでも私はいまだに”特別”という意識があります。
しかし「それほどビビる必要はないのかな」という気もしてきました。
最近はバンカーを打てる練習場も増えてきたので、「ボール手前の砂をしっかり打つ」を心がけて今後はもう少し気軽にバンカーショットをやってみようと思います。
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