ゴルフの上達法では特定のクラブを使った練習法があります。
7Iやサンドウェッジでのスイング練習はよく話題になります。
内藤雄士コーチは著書「1分で上手くなるゴルフのキーワード」で、ショートアイアンでの練習を推奨されています。
同書の98~99ページから、ショートアイアンを使うことのメリットを紹介します。
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1分で上手くなるゴルフのキーワード
ショートアイアンでの練習は力まずスイングできる
メリットのひとつは「余計な力みなくスイングできる」ということになりそうです。
内藤コーチは「ショートアイアンの練習で自信をつける」として、このように解説されています。
フェアウェイウッドを持つと力みやすい人は、ドライバーで打つときにフェアウェイウッド以上に飛ばないといけないと思うため、もっと力んでしまうことになります。
でも、9番などのショートアイアンを持って、飛ばしてやろうと力む人はほとんどいないはずです。
自分のゴルフのレベルを上げるには、ショートアイアンの練習を多く積むのが一番いい方法なのです。
ショートアイアンには特有の難しさがあり、それを克服することが上達につながります。
ショートアイアンはドライバーなどの長いクラブよりも重くて、ロフト角が多くボールが高く上がりやすいのが特徴です。
しかし、上がりやすい反面フェースの芯に当てないと弱々しい球となり、思ったほどキャリーが出ません。
きちんとした体重移動を実行し、クラブを正しいスイングプレーンに乗せて、ハンドファーストインパクトでとらえないと、ロフト角どおりの球が打てないのです。
納得できる球をショートアイアンで打つのは意外と難しい、ということです。
ストレスが少なく練習を継続しやすい
ショートアイアンの練習はストレスが少なく、練習を継続しやすいのもメリットです。
でもショートアイアンの練習では、ドライバーと違ってそんなに大きなミスは出ませんから、ストレスはあまり感じません。
ショートアイアンでフェースの芯に当てる練習をたくさん積んで自信をつければ、スイングが自然によくなります。
クラブの重さを感じやすく、リズムよく振る感じも体感できます。
ショートアイアンの練習でいい感じがつかめたら、他のクラブでもその感覚を活かしてみましょう。
ドライバーやフェアウェイウッドなどで打つときも、ショートアイアンと同じリズムを心がければいいのです。
練習場でやることに変化を加えたいなら、ショートアイアンのメニューも検討してみてはいかがでしょうか。