元プロで2008年の賞金女王でもある古閑美保さんは、プロゴルファーの場合「オフで一年が決まる」としています。
「日本の女子ツアーは練習量=賞金ランクであり、ゴルフと向き合う時間の長い順で決まる。オフはその基礎を作るための、とても重要な時期」
なのです。
(このコンテンツは GOLF TODAY (ゴルフトゥデイ) 2017年2月号(Amazon)136ページを参考にしています。試し読み・kindle版あります)
強くなるプロがオフにやること・絶対やらないこと
古閑さんはこのように解説されています。
オフの練習量自体も大事な要素ではありますが、オフで一番重要なのは、シーズン中の練習量を維持し続けるために、この時期にしっかりとした基盤を作っておくことなんです。
今の自分に必要なものを分析して、1年間自分が信じて取り組んでいくプランを計画し、自分のものにしておくことが大切。
古閑さんが「やるべきではない」と考えていることもあります。
プロは自分の技術を高めるため、新しいやり方やトレーニングをあれこれ試すのでは?とも考えられますが、
シーズンが始まってしまえば、急に新しいことに取り組むのは難しいものです。中には次々に新しいことに手を出す人もいますが、それでうまくいった人を私は見たことがありません。
もちろん、みんな悩みながらシーズンを通すわけですが、最終的に上にくる人というのは、あくまでも微調整、ちょっとした修正をしながら、同じことをやり続けます。
序盤結果がよかったからといって気持ちが緩んだり、同じことの繰り返しに飽きたり・・・、そういう選手は練習量が減って、1年間もちません。強い選手は後半戦必ず調子を上げてきますからね。
古閑さんも現役時代は練習を重ねました。
年が明けたら3日から、師匠・清元さんと練習を始めます。朝の8時から夕方5時まで、毎日です。ツアー50勝の不動裕理プロ、17勝の大山志保プロも一緒なので、先に帰ったり、手抜きはもちろんできません。
こうした厳しい練習をこなすうちに、長時間のプレーにも耐えられる身体が自然と作られ、1年続けるべき練習内容が見えてきたそうです。
プロとアマチュアではゴルフに対する動機やプレー時間も違いますが、上達したいアマチュアには参考になる話ではないでしょうか。