ゴルフ好きの男の子技術に関してではありませんが、「なるほど!」と思った話題をひとつ。
 
当サイトのユーザーさんの中には、練習場でレッスンを受けた経験のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
 
そしてレッスンを受けたはいいものの、「思うように上達しないなぁ」という残念なケースも少なからずあるはずです。

(ちなみに管理人は、レッスンで教わったことをすぐ忘れてしまうタチです・・・)
 

 
雑誌「週刊新潮」に連載されている、倉本昌弘プロのエッセー「冒険ゴルフ」に、「ラウンド・レッスン」という回がありました。
 
倉本プロは、ゴルフ上達のためには「ティーチングプロのラウンド・レッスンを受けて下さい」とアドバイスするそうです。
 
以下に、記事のポイントをまとめます。
 
(このコンテンツは雑誌週刊新潮 2017年8/3号(Amazon)108ページを参考にしています)

多くのゴルファーは”応用練習”不足?

ゴルフ好きの男の子「練習場ではうまく打てるのに、コースではサッパリ・・・」という経験は、ゴルファーなら誰にでもあるはずです。
 
この件について、倉本プロは
 
・練習場での練習・・・基本練習
・ラウンドレッスン・・・応用練習

 
という解釈で、以下のように説明されています。

練習場で基本的なショットができても、ゴルフコースに出たら「すべてが応用」になる。
 
微妙なアンジュレーションの中で打つわけだから、練習場どおりには打てないショットばかりだ。
 
「練習場でできているショットが、コースではなぜできないのか?」
 
おかしい、どこに問題があるのか、理解できないと考えるアマチュアが案外多い。
 
そのため、「心理的な問題かもしれない」などと、余計なことを考え、かえって深みにはまる場合がある。
 
自分で間違った答えを探し、技術的な迷路にはまりんこでしまうのだ。

いわゆる「ドツボにはまる」というやつで、最悪の場合はスランプやイップスを招いてしまうかもしれません。
 
そんな苦境を脱出する助けになってくれるのが、ティーチングプロによるラウンドレッスン(=応用練習)なのです。

解決法は簡単だ。
 
基本練習を済ませたら、次に応用練習をすればいい。応用練習のひとつが、プロのラウンド・レッスンを受けることだ。
 
(中略)
 
例えば、難しいライにあるボールを、打ちたいクラブで打てるか?
 
「この場合は打てる、この場合は打てない」という細かな判断基準や知識・経験をプロは持っている。
 
それは現場だからこそ伝えられる微妙な情報だ。
 
目の前の状況を見ながら説明を受け、打ってみれば身体で理解できるだろう。

「細やかな判断基準、知識・経験」の一例として、倉本プロはこんなケースを挙げられています。

ゴルフ雑誌などを読むと、
 
「ラフからはスプーンを選ぶより、7番アイアンを使え」と書いてある。番手を落とせという意味だ。
 
しかし、もしもユーティリティなど、ロフトのあるショートウッドを持っているなら、7番アイアンよりもそちらを多用する方がいい。

「ラウンドレッスンを受ける」のは、意外と盲点ではないでしょうか?
 
多くのゴルファーは、応用練習(=ラウンドレッスン)を経験しません。
 
基礎練習(=練習場での練習)から、いきなりコースに出てしまう(=本番、試合)のです。
 
もしかすると数回の「基礎練習」やラウンドよりも、一回の「応用練習」のほうが上達が早いかもしれません。
 
ゴルフ好きの男の子攻略したいコースがある時は、可能であればそのコースでプロのレッスンを受ければ、攻略に有益なアドバイスもたくさん受けられます。
 
それは練習場では絶対に得られないものです。
 
倉本プロのアドバイスを参考に、今後は練習の選択肢にラウンドレッスンを入れてみてはいかがでしょうか。

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