このコンテンツを作成しているのは夏真っ盛り。
ラフの芝が伸びまくっています。
私の場合、いまの時期のラフから打つ際、つい忘れてしまうことがあります。
それは何かというと、
芝に乗った状態なので、ボールはわずかに浮いている
という事実です。
見た目ではぼんやりと認識していても、それに対応する打ち方をしているかというと、そうではありません。
せいぜいフェースを少し開くくらいで、「浮いているからこう打とう」という意識や対策みたいなものはほとんどナシ。
そのせいか、この時期のラフからのショットは毎回「アレ?」といったものばかり。(致命的にミスする、というわけではないのですが)
当サイトを訪問して下さるゴルファーの皆様は、浮いているボールに対応する打ち方を意識されているのでしょうか?
雑誌「GOLF TODAY」に、「ちょい浮きラフの完全攻略法」という特集がありました。
夏のラフからの打ち方のコツがまとめられているので、ポイントをピックアップして紹介します。
(このコンテンツは、雑誌GOLF TODAY 2014年8月号(Amazon)89~99ページを参考にしています)
夏のラフ ボールの状態は
記事によると、夏のラフに入ったボールは「ちょい浮き」しているケースがほとんどで、割合としては以下のとおりです。
■ティアップしたようにボールが完全に浮いている・・・10%
近づくと三分の二ほどボールが見えて、真上から見て芝がボールにかかっていないケース。
ボールは完全に浮いていて、ティアップしたように、地面との間に指2本分ほどの空間があると考えられる。
■芝の葉や茎にボールが乗っている「ちょい浮き」状態・・・80%
近づくと二分の一ほどボールが見える。上から見るとボールが芝に少しだけかかっている。
一見地面と接しているようだが、実際にはボールと地面の間に空間がある。これを考慮したスイングをしないと、思うようなショットは打てない。
※10メートル離れてもボールの頭が見えるのであれば、それは「ちょい浮き」と判断できる。
■完全に沈んで接地している・・・10%
近づくと三分の一ほどボールが見えて、上から見ると芝がボールを包み込むように覆っている。
秋や冬のラフは芝の密度が少ないので、ボールが接地することはあるが、夏場にはほとんどない。ロフトの大きなクラブで脱出を優先する。
夏のラフに入ったボールはほとんどが浮いているわけで、これに対して打ち込むスイングをしてしまうと、ラフから脱出できません。
打ち込むとヘッドが深く入るので、特にアイアン・ウェッジではフェースの上部に当たってしまい、飛距離のバラツキが多くなってしまいます。
なので、夏ラフから打つ際には、ほとんどのケースで
ヘッド軌道がゆるやかな、払うような打ち方を心がける
必要があります。
払い打ちを意識すれば、ボールをフェースの芯でとらえられて飛距離も出るので、ラフから確実に脱出できるのです。
ただし、ラフに埋もれて接地しているケース(10%)では、打ち込み気味のスイングでOKです。
さらに具体的な打ち方を、クラブ別・ケース別に紹介します。
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夏のラフからアイアンで打つ
ボールが完全に浮いているケース
・ティアップしていると考える
・飛距離が出ないので打ち込みは禁物
・体重移動せず、払い打つイメージでスイング
・ラフではフェースを開くことが多いが、このケースではフェースはまっすぐでOK
・頭は残したままで、突っ込まないように意識する
ボールがちょい浮きしているケース
・「オープンスタンスでフェースを開いて左に振る」と覚える
・左足を少し後ろに引いて、オープンスタンスに構えるのがセオリー
・クラブは短く持ってコンパクトに振る
・フェースを少し開くとソールが滑り、芝の抵抗が少なくなりスイングがスムーズになる
・スクエアなフェースはネックに芝が絡まりやすい
・体重移動は意識しない ヘッドで芝の先を切るイメージで払い打つ
・スタンスにそって左に振りぬくとフォローしやすい(インに引きすぎないように注意)
ボールが完全に沈んで接地しているケース
・上のケースより、さらに多めにフェースを開く それにより、ヘッドの抜けをよくする
・1~2番手を下げる
・左足体重で構え、そのまま上から下に振る
・自然とダウンブローになる 打ち込む意識でOK
次のページでは、夏ラフからのアプローチの方法について紹介します。
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- 知っておきたい夏ラフの攻略法、パターンごとに解説します