アプローチを打つ際、自分の打ったボールがどのように飛んで、転がるかイメージをしているでしょうか。
バンカー、ラフ、傾斜、グリーンの芝目や傾斜といったたくさんの要素がからむアプローチではこの作業は極めて重要です。
このコンテンツでは、アプローチを打つ際にどんなイメージを持つか?についてまとめています。
イメージを持つ重要性 まずはキャリーとランから
「アプローチのイメージ」とは、実際にショットを打つ前に、ボールの弾道や飛距離、転がり方、カップまでのライン全てを想像することです。
このイメージを現実化させるように意識していくことでアプローチのフィーリングは確実に磨かれます。
言い換えるなら、これをやらない限りはいつまでたってもアプローチ感覚は磨かれません。自分の中にデータが蓄積されないからです。
これを繰り返していけば、実際のショットとイメージが一致する回数は必ず増えていきますし、「以前はこんなイメージで打ったことがある」という経験値も増えていきます。
こうした感性は、磨けば磨くほど鋭くなるものです。
アプローチの練習をする際にも、イメージを持つことを忘れてはいけません。
傾斜や芝目などいろんな要素を何もかもいきなり考慮に入れることは難しいので、とりあえずはキャリーとランをイメージしてはいかがでしょうか。
自分のイメージ通りにピッタリ寄った時などは、ドライバーで思いっきり飛ばしたときよりもある意味「ゴルフが上手くなった」と感じるような気がしませんか?
何より自分の中での満足感は相当なものです。
「アプローチを打つ前にまずイメージ」を心がけてみてください。
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石川遼選手が受けたアドバイス ラフからのショットイメージ
アプローチのイメージの話題をひとつ。
平成23年10月13日から開幕する日本オープンの練習ラウンドで、石川遼選手は佐々木孝則プロからアドバイスを受けていました。
ラフからのショットイメージについて話を聞いた石川選手は、「簡単に寄っていくじゃん」と思わず声を出すほどグリーン周りからのアプローチが絶好調だったそうです。
具体的にどのようなアドバイスを佐々木プロから受けたのでしょうか?東京スポーツ新聞に記事があったので引用します。
石川プロ
「今まで深いラフからフェースを開いて、速いヘッドスピードで芝を切るようにアプローチしていたけど、佐々木さんはあまりフェースを開かず、ゆっくり芝を倒していくイメージだと言っていました。やってみたら、どんなライからでも安定した球が出る」
「ラフから力任せに出したり、ロブショットのような小手先のスイングをすると、次のショットが怖くなる。 今週はガツンと打たないこともテーマです」
(平成23年10月13日 東京スポーツ新聞の記事より)
ラフに入ると、どうしても「切る」イメージを持ってしまいますが、佐々木プロのイメージのほうが効果的な場合もあるようです。一度試してみてはいかがでしょうか。
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30Yから50Y スイングを変えずにクラブを変えてイメージを固める
イメージに関連してもうひとつ。
30ヤードから50ヤードといった中間距離では、ショットのコントロールが非常に難しい場合があります。
このくらいの距離のショットではライやバンカー、グリーンの位置、あるいはクラブ選択、スイングの振り幅など意識することが多く、本来の自然なスイングになりにくいからです。
これらの「意識」がアドレスに入っても残っていると「雑念」あるいは「不安」に変わることがあります。
すると手の動きと手首の形、連動するヘッドの動きなどが自然ではなくなり、本当のコントロールができなくなります。
ヘッドや手首といった箇所に意識が偏っていると、スイングのバランスやリズムが崩れてしまいます。
そこでまずは「自分のデータ」をしっかり頭に入れておかなくてはいけません。
「どのくらいの振り幅であれば、どのくらい飛ぶか」
といったことですね。
まずは一番得意なクラブを、いつも決まった振り幅でショットしてみましょう。
その時の距離を基準にします。
その後、振り幅はそのままでクラブを替えていき、距離を把握します。
スイングを変えても距離は調節できますが、とりあえず自信が持てるスイングを固められるまでスイングは変えずにクラブを替えるのがわかりやすくておすすめです。
中間距離を狙う際のスイングのポイントとしては次のようなものがあります。
・手首はインサイドに引き、ほぼ同時に手首をコックする
・両手のトップは右腰の高さあたり
・インパクトではアドレス時の形に戻るつもりで
・フェースは変えずに低めにフィニッシュ
これらのポイントを意識しなくても自然にできるようになるまでスイングを固めなくてはいけません。
結局は練習を重ねなければいけないわけですが、とりあえずは自分のワンショットごとに考えてイメージし、記憶するよう心がけてみましょう。
「自分のデータ」が蓄積されていくはずです。
「距離がこれだけ残っているなら、いつものスイングでクラブは○○」と、これだけの要素がしっかり決まるだけでも、アドレスに入ってからの雑念は非常に少なくなります。
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