雑誌「GOLF TODAY」で、北野正之プロがラウンド前日の過ごし方について解説されています。
私の場合は様々な妄想?をしがちで、「こう打とう」といったことを考えるのですが、北野プロはちょっと違う意見です。
GOLF TODAY2022年5月号107ページから、一部を抜粋して紹介します。
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- GOLF TODAY2022年5月号
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北野正之プロ「上がり3ホールでいいプレーを」
読者さんの「ラウンドの前日にはどんな心の準備をしておけばいいですか?」という質問に対し、北野プロは
「上がり3ホールでいいプレーができるようなシナリオを考えましょう」
と回答されています。
明日のラウンドを頭の中でシミュレーションしてみるとパープレーで回れそうなイメージが沸いたりするけれど、いざコースに出ると納得のいくショットがあまり打てないのが現実です。
そこから色々と考えてしまうけれども、どんな心持ちになるのがいいのかというご質問です。
プロたちもこのレイアウトなら、ピンの位置がここであれば右からのルートで攻めたほうがバーディは取りやすいかなとか、そういうシミュレーションすることもあります。
でもドライバーは打ってみないとどこに飛ぶがわからないので、ほとんど計画どおりにはいかないものです。
プロであっても事前の考え通りにはいかないのですね。
なので、うまくいかないからとメンタルがネガティブになる必要はありません。
多くの人はティショットがフェアウェイに飛んで、セカンドでグリーンに乗らないとパーが取れないと思いがちですが、ティショットがラフに飛んで、そこからグリーンの近くに運んで寄せてパーを取るという具合に攻略ルートはいくつもあります。パー5なら尚更です。
ティショットがちょっと曲がっただけで大きなミスをしたような気分になってしまうとしたら思考を改めましょう。
そこでこの考え方を。
ラウンドレッスンで私がお客さんによく言うのが、「上がりの3ホールで、いいプレーができるようなシナリオを考えておきましょう」ということです。
ラウンドは山アリ谷アリで前半はダボ、ダボ、ダボときても後半はパー、パー、パーということもあればその逆もあります。
いずれにしても18ホールを終えたスコアが、自分の実力であるのが紛れもない事実。
だとすれば最初は苦しくてもいいから、途中で昇り調子になって最後に追い上げるような展開に持っていけるのがベストではないでしょうか。
しばらくラウンドしていれば、風向きやグリーンの状況、さらには自分の調子もわかってきます。
そうした材料が揃ってくれば、終盤で追い上げる可能性は高まります。
最初から順調に行こうとするから、途中で踏ん張れなくなってしまうわけです。
ラウンド前日でもスタート前でもいいから、最後に気持ちよくホールアウトできるシナリオを描いてみましょう。プレー内容が大きく変わることと思います。
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ラウンドするのは多くが行きつけのコースではないでしょうか。
終盤で上り調子にするイメージも描きやすいはずです。
色々と考える中に「上がり3ホールをいい感じで決める」を試しに加えてみてはいかがでしょうか。
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